日本語能力試験(以降、「JLPT」)とは、日本企業で働く多くの外国人材が受ける日本語試験です。難易度別に5種類の試験があり、在留資格の取得や自己研鑽などの目的で活用されています。
今回は、JLPTの試験の中でも難易度が高い試験である「N2試験」について紹介します。試験の概要や特徴、合格によって得られるメリット、効果的な学習方法や学習プランなどを解説します。
「外国人材がN2試験を受けることのメリットとは何か」「JLPTのN2試験合格に必要な日本語レベルはどの程度なのか」など、N2試験について詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
JLPTとは
そもそも、JLPTとは、どのような試験なのでしょうか?ここでは、JLPTの概要や、試験内容、難易度別に分けられるN5〜N1の5つのレベルについて解説します。
JLPTの概要
JLPTは、日本語を母語としない人たちの日本語能力を測定するための試験です。1984年に国際交流基金と日本国際教育支援協会が共同で開始してから四半世紀を経て、現在では世界最大規模の日本語試験となっています。2023年には92ヶ国から1,265,435名の受験者が受験しており、世界中の日本語学習者に活用されている試験の一つです。
試験内容と5つのレベル
JLPTでは、年2回の頻度で試験を実施しています。毎年、7月上旬と12月上旬に試験が開催されています。
試験では、「言語知識(文字・語彙・文法)」「読解」「聴解」の3つの要素を含む設問が出題されます。JLPTでは、これらの3つの要素を評価することで、日本語の文字や語彙、文法に関する知識の有無と、現実的な場面を想定したコミュニケーション能力の有無を確認します。なお、スピーキングやライティングなどの設問はありません。


※画像引用元:4つの特徴(日本語能力試験 JLPT)
JLPTの試験の特徴は、難易度に応じてN5〜N1の5つのレベルに分かれている点です。N1が最も難易度が高く、N5が最も易しい試験です。受験者は、これらの5つのレベルの中から適切な試験を選んで受験する仕組みになっています。
なお、JLPTではすべての問題がマークシート形式で出題されます。自由記述や口述などの試験はありません。
JLPT N2試験の基本情報
JLPT N2試験とは、どのような試験なのでしょうか?日本語能力試験JLPTのホームページでは、N5〜N1の5つのレベルにおける認定の目安を定めています。
N2試験では日常的な場面だけでなく、幅広い場面で使われる日本語を理解する力が求められます。具体的な認定の目安は下表のとおりです。
レベル | 認定の目安 |
---|---|
N2 | 目安:日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解することができる 。 読む ・幅広い話題について書かれた新聞や雑誌の記事・解説、平易な評論など、論旨が明快な文章を読んで文章の内容を理解することができる。 ・一般的な話題に関する読物を読んで、話の流れや表現意図を理解することができる。 聞く ・日常的な場面に加えて幅広い場面で、自然に近いスピードの、まとまりのある会話やニュースを聞いて、話の流れや内容、登場人物の関係を理解したり、要旨を把握したりすることができる。 |
ここでは、N2試験の対策に不可欠な、試験時間や合格基準、特徴、出題傾向などの基本情報について解説します。
JLPT N2の試験時間
まずは、N2の試験時間について解説します。
N2の試験時間は155分となっています。N1試験に次いで二番目に試験時間が長くなっています。試験科目別にみると、「言語知識(文字・語彙・文法)・読解」が105分、「聴解」が50分です。
試験時間が長時間にわたるため、受験者には集中力が求められます。そのため、試験対策として問題集を105分間解き続けてみるなど、集中力を保つトレーニングを取り入れても良いでしょう。
レベル | 試験時間(試験科目別) | 試験時間(合計) | ||
言語知識(文字・語彙) | 言語知識(文法)・読解 | 聴解 | ||
N1 | 110分 | 55分 | 165分 | |
N2 | 105分 | 50分 | 155分 | |
N3 | 30分 | 70分 | 40分 | 140分 |
N4 | 25分 | 55分 | 35分 | 115分 |
N5 | 20分 | 40分 | 30分 | 90分 |
※試験科目と問題の構成(日本語能力試験 JLPT)を参照の上作成(N5~N3までは、「言語知識(文字・語彙)」と「言語知識(文法)・読解」は別々の試験科目に設定されているが、N2~N1では共通科目となる)
参照元:
合格基準
JLPTの試験に合格するためには、総合得点が合格点以上であることと、得点区分ごとの基準点以上であることの2つの条件を満たす必要があります。
総合得点が合格点を超えていても、得点が基準点未満となった得点区分が一つでもあれば、試験に合格することはできません。そのため、試験に合格するには、苦手科目を作らず、すべての科目をまんべんなく学習することが重要です。
N2試験の場合は、合格点が90点、基準点がそれぞれ19点となっています。得点区分は「言語知識(文字・語彙・文法)」「読解」「聴解」に分かれており、試験科目とはズレがある点にも注意が必要です。詳しい内容は下表のとおりです。
N2試験における合格点
項目 | 得点範囲 | 合格点 | 合格に必要な得点率 |
---|---|---|---|
総合得点 | 0~180点 (180点満点) | 90点 | 50% |
N2試験における基準点
得点区分 | 得点範囲 | 基準点 | 合格に必要な得点率 |
---|---|---|---|
言語知識(文字・語彙・文法) | 0~60点 (60点満点) | 19点 | 31% |
読解 | 0~60点 (60点満点) | 19点 | 31% |
聴解 | 0~60点 (60点満点) | 19点 | 31% |
※得点区分・合否判定・結果通知(日本語能力試験 JLPT)を参照の上作成
試験の特徴と出題傾向
JLPTの試験では、あらかじめ出題される試験科目や大問、出題される内容が公表されています。N2試験の主な特徴は次のとおりです。
- 「言語知識(文字・語彙)」で、他のレベルには設置されていない「語形成」の大問が出題される
- 「読解」の「統合理解」の設問で、900字程度の長文が出題される
- 「聴解」の「統合理解」の設問で、長いテキストを聴く問題が出題される
詳しい出題内容については下表を参照ください。
試験科目 (試験時間) | 大問 | 出題される内容 | |
言語知識・ 読解 (105分) | 文字・語彙 | 漢字読み | 漢字で書かれた単語の読み方は何か |
表記 | ひらがなで書かれた単語を、漢字でどのように書くか | ||
語形成 | 派生語や複合語の知識があるか | ||
文脈規定 | 文脈によって意味的に規定される語の意味は何か | ||
言い換え類義 | 出題される語や表現と意味的に近い語や表現は何か | ||
用法 | 出題語が文の中でどのように使われるのか | ||
文法 | 文字形式の判断 | 文の内容に合った文法形式かどうかを判断することができるか | |
文の組み立て | 正しく、かつ、意味が通る文を組み立てることができるか | ||
文章の文法 | 文章の流れに合った文かどうかを判断することができるか | ||
読解 | 内容理解(短文) | 生活・仕事などいろいろな話題も含め、説明文や指示文など、200字程度のテキストを読んで、内容が理解できるか | |
内容理解(中文) | 比較的簡単な内容の評論、解説、エッセイなど500字程度のテキストを読んで、因果関係や理由、概要や筆者の考え方などが理解できるか | ||
統合理解 | 比較的簡単な内容の複数のテキスト(合計600字程度)を読み比べて、比較・統合しながら理解できるか | ||
主張理解(長文) | 論理展開が比較的わかりやすい評論など、900字程度のテキストを読んで、全体として伝えようとしている主張や意見がつかめるか | ||
情報検索 | 広告、パンフレット、情報誌、ビジネス文書などの情報素材(700字程度)の中から必要な情報を探し出すことができるか | ||
聴解(50分) | 課題理解 | まとまりのある文章を聞いて、内容が理解できるかどうか (具体的な課題解決に必要な情報を聞き取り、次に何をするのが適当か理解できるか) | |
ポイント理解 | まとまりのある文章を聞いて、内容が理解できるかどうか (事前に示されている聞くべきことをふまえ、ポイントを絞って聞くことができるか) | ||
概要理解 | まとまりのある文章を聞いて、内容が理解できるかどうか (文章全体から話し手の意図や主張などが理解できるか | ||
即時応答 | 質問などの短い対話を聞いて、適切な応答が選択できるか | ||
統合理解 | 長めの文章を聞いて、複数の情報を比較・統合しながら、 内容が理解できるか |
N3試験と比べて、N2試験では出題される文字・語彙・文法の数や、読解・聴解の文字量も増え、難易度がぐっと高くなります。合格するには、試験対策のための継続的な学習が必要です。
JLPT N2に合格するメリット
JLPT N2試験に合格することには、どのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、外国人材と、外国人材を雇用する企業の両方の視点から、N2試験に合格するメリットを解説します。
外国人材にとってのメリット
外国人材にとって、N2試験に合格する主なメリットは次の4点です。
- 日本語能力の向上につながる
- 国際的な認知度が高い試験で日本語能力を証明できる
- 企業からの評価が高くなる可能性がある
- キャリア形成につながる
日本語能力の向上につながる
試験対策のための学習を通して、外国人材は新たな語彙や文法などの知識を得ることができます。学んだ内容を職場や日常生活の場面で積極的に活用することで、総合的な日本語能力を向上させることが可能です。
また、N2試験に合格することで、外国人材が自身の日本語能力に自信を持つことができます。日本人社員との積極的な発言や交流が引き出されることで、更なるレベルアップにつながります。
国際的な認知度が高い試験で日本語能力を証明できる
JLPTは日本語能力を認定する試験として国際的に広く知られています。そのため、JLPT N2試験に合格すると、在留資格の取得や企業への入社など、さまざまな場面で自身の日本語能力を証明することが可能です。
たとえば、N2試験の合格は、高度人材ビザを取得する際のポイント加算要件の一つとなっています。また、就職活動を行う際にも、N2試験に合格していることはアピールポイントとして利用できます。
参照元:日本語能力試験のメリット(日本語能力試験 JLPT)
企業からの評価が高くなる可能性がある
JLPT N2試験に合格すると、評価や査定の場面で高い評価を得られる可能性があります。
ほとんどの日本企業では、外国人材に対して高い日本語能力を期待しています。そのため、昇進や昇格判断などの場面で、JLPTの資格を判断材料として活用していることも多いのです。
また、外国人材がN2を取得するためには、継続的な学習が必要です。忍耐力や向上心を磨くことで、自然と企業が求める人材像に近づくことができるでしょう。
キャリア形成につながる
JLPTの資格は、企業の配属先決定の際の基準としても活用されることがあります。JLPT N2に合格することで、より責任ある仕事を任されたり、担当可能な業務範囲が増えたりと、今後のキャリア形成に役立てることができます。
外国人材を雇用する企業にとってのメリット
企業にとって、外国人材がN2試験に合格する主なメリットは次の4点です。
- 職場のトラブル防止につながる
- コミュニケーションが円滑になる
- 顧客対応力の向上につながる
- 企業ブランドの向上につながる
職場のトラブル防止につながる
外国人材がJLPT N2に合格するには、継続的な日本語学習が不可欠です。学習を通して難易度の高い語彙や文法の知識を獲得することで、外国人材は業務指示やマニュアルなどをより正確に理解できるようになります。
企業としては、職場の指示ミスの減少や業務効率の改善が期待できます。
コミュニケーションが円滑になる
N2試験では、自然に近いスピードの日本語会話を理解するリスニング能力が求められます。外国人材がN2レベルの日本語能力を身につけることで、日本人スタッフとの意思疎通がスムーズになります。
企業としては、職場のコミュニケーションが円滑化し、チームワークが向上することで、業務の質や生産性の向上が期待できます。
顧客対応力の向上につながる
接客業や販売業など、外国人材が顧客と対話しながら業務を行う業種では、日本語能力が顧客満足度に直結します。JLPT N2対策を通して言語知識が増えると、外国人材がより適切な語彙や表現を選択でき、顧客と深い関係構築ができるようになります。
企業としては、外国人材の顧客対応力が向上すると、営業機会の獲得や売上の増大などのメリットが期待できます。
企業ブランドの向上につながる
外国人材がN2試験に合格することは、優れた日本語能力を有する証明となります。
企業にとって、高度な日本語能力を持つ外国人材は、国際化を進めるために重要な人物です。海外展開や外国人材を対象としたサービス提供などの場面で、日本語と母国語の両方を使いこなせる人材は重宝されるでしょう。
また、企業が積極的に外国人材のN2取得を支援することで、人材育成に力を入れている企業として対外的にアピールすることができます。
JLPT N2試験対策のための学習方法
N2試験は難易度が高く、学習者からは一つの大きな壁とされています。では、N2試験に合格するためには、どのような対策が必要なのでしょうか?ここでは、N2試験対策のための学習方法について解説します。
まずは、N2対策のための学習方法について解説します。試験対策のためには、N2試験に特化した問題集やオンライン教材を活用し、ポイントを押さえながら学習することが重要です。学習科目別の対策のポイントと主な学習方法は下の表のとおりです。
学習科目 | 対策のポイント | 主な学習方法 |
---|---|---|
言語知識(文字) | ・試験範囲の漢字をマスターする | ・ノートへの書き取り練習 ・音声教材や動画教材を活用した発音学習 |
言語知識(語彙) | ・「語形成」が出題される 試験範囲の語彙をマスターする | ・問題集で設問形式に慣れる ・類義語・対義語をセットで覚える |
言語知識(文法) | ・試験範囲の文法をマスターする | ・例文をまるごと覚える ・覚えた文法を日常会話に取り入れる |
読解 | ・「統合理解」の設問形式に慣れる ・最長900字のテキストが出題されるため、効率的に長文を読む力を身につける | ・問題集で設問形式に慣れる ・文章の仕組みを理解するための読み取りのポイントを押さえる ・日本語の評論やエッセイを読む |
聴解 | ・「統合理解」の設問形式に慣れる ・自然に近いスピードの日本語に慣れる | ・問題集で設問形式に慣れる ・問題集やオンライン教材でリスニング力を鍛える ・日本語のラジオやニュース番組を聴く |
詳しい内容については、学習科目別に解説します。
「言語知識(文字)」対策のポイント
試験範囲となっている漢字の総数の目安は次のとおりです。
- 漢字:1,046字程度
漢字は教科書を眺めるだけではなかなか覚えられないため、ノートへの書き取り練習を行うと定着しやすくなります。また、漢字の読み方を音声で再生できる音声教材付きのテキストやオンライン教材を活用すると、自然な発音も一緒に覚えることができて便利です。
参照元:新完全マスター漢字 日本語能力試験N2(スリーエーネットワーク)
「言語知識(語彙)」対策のポイント
試験範囲となっている語彙の総数の目安は次のとおりです。
- 語彙:2,283語程度
出題される語彙の数が多くなり、難易度も上がります。語彙をバラバラに覚えるよりも、類似した語彙をグループで覚えたり、対義語をセットで覚えたりするのがおすすめです。
また、N2試験では、すべての試験の中で唯一「語形成」に関する設問が出題されます。問題集の実践問題などに挑戦し、出題形式に慣れましょう。
参照元:新完全マスター語彙 日本語能力試験N2(スリーエーネットワーク)
「言語知識(文法)」対策のポイント
試験範囲となっている文法の総数の目安は次のとおりです。
- 文法:211形式程度
文法に関する知識だけでなく、文の組み立て方や正しい文章の作り方についても理解しておく必要があります。そのため、自然な用法で文法が使われている例文をまるごと覚えることが効果的です。
また、新しい文法を覚えたら実際に職場や日常生活で使ってみることで、記憶を長く定着させることができます。
参照元:新完全マスター文法 日本語能力試験N2(スリーエーネットワーク)
「読解」対策のポイント
読解では、評論やエッセイを中心とした、200~900字程度のテキストが出題されます。文字数が多いため、時間内に解き終えるには長文を正確かつスピーディーに読む力が求められます。
テキストやオンライン教材を活用し、対比・言い換え・比喩・疑問提示文・主張表現といった、文章の仕組みを把握するための読み取りのポイントを学びましょう。易しい評論やエッセイ、新聞などを読み、自然な日本語に慣れるのもおすすめです。
参照元:新完全マスター読解 日本語能力試験N2(スリーエーネットワーク)
「聴解」対策のポイント
聴解では、自然に近いスピードの独話や対話を正確に聴き取り、問いに答える力が求められます。長めのテキストを聞き取る「統合理解」の設問も出題されるため、まずは問題形式に慣れることが重要です。
問題集やオンライン教材を繰り返し解いて、リスニング力を鍛えましょう。また、日本語のラジオやニュース番組などを聴いて自然な日本語のスピードに慣れることもおすすめです。
参照元:新完全マスター聴解 日本語能力試験N2(スリーエーネットワーク)
JLPT N2試験対策に必要な勉強時間と学習スケジュール
N2試験に合格するためには、どの程度の学習期間を確保する必要があるのでしょうか?ここでは、試験対策に必要な勉強時間や学習スケジュールについて解説します。
試験対策に必要な勉強時間
JLPT N2合格に必要とされる推奨学習時間は650時間といわれています。無理のない目標達成のためには、試験日から逆算して学習スケジュールを立てることが重要です。
1日あたり2時間程度の学習を継続する場合、学習期間の目安は10.8ヶ月程度となります。同様に、1日あたり1時間程度の学習を継続した場合、学習期間の目安は21.7ヶ月(1年9.7ヶ月)程度となります。
企業としては、外国人材に具体的な学習期間の目安を伝え、余裕を持って試験対策に臨むよう声かけを行いましょう。
試験対策のための学習スケジュールの具体例
学習スケジュールを立てる際には、業務に支障をきたさないよう注意が必要です。
外国人材が日本語学習を進める際は、孤独になりやすいものです。生活上のトラブルやオンライン教材のパスワードがわからないなど、ひょんなことから学習が停滞してしまうことがあります。
滞りなく試験対策を進めるためには、企業の現場責任者や教育担当者、メンターが学習スケジュールを確認の上、アドバイスや進捗確認を行うことがおすすめです。平日と土日・祝日で学習時間を分けるなど、外国人材にとって無理のない進め方を考えましょう。学習スケジュールの具体例は下表のとおりです。
平日(1日2時間の学習を想定)
時間帯 | 学習内容 |
---|---|
通勤中(30分) | e-ラーニングの動画教材で学ぶ |
昼休憩中(30分) | 日本語のラジオやニュース番組を聴く |
帰宅中(30分) | e-ラーニングの動画教材で学ぶ |
退勤後(1時間) | 問題集を進める・学んだ内容をノートに整理する |
休日(1日4時間の学習を想定)
時間帯 | 学習内容 |
---|---|
午前(2時間) | 問題集の実践問題に取り組む |
午後(2時間) | 弱点分野を復習する・日本語オンラインレッスンで学ぶ |
N2対策には日本語オンラインレッスンとe-ラーニング「Japany」がおすすめ
N2試験に合格するためには、学習のポイントを押さえた網羅的な試験対策が重要です。 一方、慣れない日本での仕事や生活に忙しい外国人材が平日にまとまった学習時間を確保するのは難しいものです。場合によっては、学習が停滞してしまうこともあります。
外国人材が仕事をしながら効率的に勉強するためには、個々に合わせたカリキュラムで学べる日本語オンラインレッスンや、スキマ時間を有効利用できるe-ラーニングを活用するのがおすすめです。
最後に、明光グローバルの「日本語オンラインレッスン」とe-ラーニング「Japany」について紹介します。
明光グローバルとは
明光グローバルは、さまざまな事業を通して、日本で働きたい外国人の就労機会を創出し、日本企業の持続的な成長に貢献しています。
教育研修事業では、日本語オンラインレッスンや外国人向けオンライン日本語学習ツール「Japany」に加え、日本語能力測定試験などのサービスを提供しています。また、外国人材紹介事業では、優秀な外国人材の紹介から定着までをワンストップで支援する「特定技能外国人紹介サービス」や「ITエンジニア紹介サービス」があります。
外国人材への日本語教育にお悩みの方はもちろん、採用や定着に関する課題を抱えている方も、ぜひお気軽にご相談ください。
日本語オンラインレッスンがおすすめの理由
明光グローバルの日本語オンラインレッスンでは、外国人材の日本語レベルや学習課題に合わせたカリキュラムを提供しています。試験対策に加えて、業界・業種ごとに求められる日本語会話や、ビジネスライティング講座などをセットで提供することも可能です。
また、オンライン形式であるため、自宅や職場、出張先など、どこでも気軽に学ぶことができます。そして、レッスンを実施した際の報告書は都度企業担当者に報告されるため、学習課題や到達度を確認できて安心です。
外国人向けオンライン日本語学習ツール「Japany」がおすすめである理由
「Japany」は、40年以上もの間、個別指導をはじめとした教育活動を実施してきた明光グループが独自に開発したオンライン日本語学習ツールです。
日本語試験対策をはじめ、特定技能試験対策、業界・業種ごとに求められる専門的な日本語など、さまざまな学習課題に合わせて使える1,200本以上の動画教材が搭載されています。
N2試験対策としては、文法の知識や読解、聴解などの対策に活用することが可能です。動画教材では、プロの日本語講師がわかりやすく教えてくれるため、効率的に日本語能力を向上することができます。
また、「Japany」はスマートフォンやタブレット、PCからいつでも学習ができます。通勤中や昼休憩中などのスキマ時間を有効活用できるため、効率的に学習時間を増やしたい方にぴったりの学習教材です。
そして、「Japany」には企業担当者が学習状況を確認できる管理アカウントがあります。そのため、企業担当者の進捗確認の負担も減らすことが可能です。
まとめ
JLPT N2試験は、年2回開催されています。外国人材の在留期限内に合格するには、無理なく効率的に学べる学習スケジュールを組み立てる必要があります。
日本人社員の負荷を減らしながら、外国人材の日本語能力を向上させたい方には、明光グローバルの日本語オンラインレッスンとオンライン日本語学習ツール「Japany」の導入がおすすめです。少しでも気になる方は、ぜひ明光グローバルまでお気軽にお声がけください。