日本語能力試験(以降「JLPT」)は、国際交流基金と日本国際教育支援協会が共同で運営している、日本語を母語としない方たちの日本語能力を評価するための試験です。昨今、世界最大規模の日本語試験として知られており、国内外から多くの方が受験しています。
今回は、JLPT N4について解説します。自社で雇用している外国人材にN4を受験してもらいたい方や、N4試験について詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
JLPT N4試験とは
JLPT N4とは、日本語学習者が「基本的な日本語を理解することができるか」を測る試験です。
JLPTでは、難易度別にN5〜N1までの5つのレベルの試験が用意されています。N5が最も易しく、N1が最も難易度が高い試験です。受験者は、これらの5つのレベルの中から適切な試験を選んで受験する仕組みになっています。N4は二番目に易しい試験となっています。
JLPTの公式サイトでは、N5〜N1の5つのレベルにおける認定の目安が定められています。N4では、身近な話題の文章を読む力や、ややゆっくりとした会話の内容を聞き取る力が問われます。具体的には下の表のとおりです。
レベル | 認定の目安 |
---|---|
N4 | 目安:基本的な日本語を理解することができる。 読む ・基本的な語彙や漢字を使って書かれた日常生活の中でも身近な話題の文章を読んで理解することができる。 聞く ・日常的な場面で、ややゆっくりと話される会話であれば、内容がほぼ理解できる。 |
N4試験の仕組み
N4試験はどのような仕組みで運営されているのでしょうか?ここでは、試験形式や出題傾向、合格基準など、試験対策の基本となる情報について解説します。
N4の試験形式
N4の試験科目は次の3種類です。
- 言語知識(文字・語彙)
- 言語知識(文法)・読解
- 聴解
N4全体の試験時間は1時間55分となっています。試験科目ごとの詳しい試験時間は下表のとおりです。
試験科目 | 試験時間 |
---|---|
言語知識(文字・語彙) | 25分 |
言語知識(文法)・読解 | 55分 |
聴解 | 35分 |
N4試験の出題傾向
JLPTの試験では、あらかじめ出題される大問や出題内容が公表されています。
試験科目 | 大問 | 出題内容 |
---|---|---|
言語知識(文字・語彙) | 漢字読み | 漢字で書かれた語の読み方は何か |
表記 | ひらがなで書かれた語を、漢字でどのように書くか | |
文脈規定 | 文脈によって意味的に規定される語の意味は何か | |
言い換え類義 | 出題される語や表現と意味的に近い語や表現は何か | |
用法 | 出題語が文の中でどのように使われるか | |
言語知識(文法)・読解 | 文の文法1(文法形式の判断) | 文の内容に合った文法形式かどうかを判断することができるか |
文の文法2(文の組み立て) | 正しく、かつ、意味が通る文を組み立てることができるか | |
文章の文法 | 文章の流れに合った文かどうかを判断することができるか | |
内容理解(短文) | 学習・生活・仕事に関連した話題・場面の、やさしく書き下ろした100~200字程度のテキストを読んで、内容が理解できるか | |
内容理解(中文) | 日常的な話題・場面を題材にやさしく書き下ろした450字程度のテキストを読んで、内容が理解できるか | |
情報検索 | 案内やお知らせなど書き下ろした400字程度の情報素材の中から必要な情報を探し出すことができるか | |
聴解 | 課題理解 | まとまりのあるテキストを聞いて、内容が理解できるか (具体的な課題解決に必要な情報を聞き取り、次に何をするのが適当かを理解できるか) |
ポイント理解 | まとまりのあるテキストを聞いて、内容が理解できるか (事前に示されている聞くべきことをふまえ、ポイントを絞って聞くことができるか) | |
発話表現 | イラストを見ながら、状況説明を聞いて、適切な発話が選択できるか | |
即時応答 | 質問などの短い対話を聞いて、適切な応答が選択できるか |
※N4 大問のねらい(日本語能力試験JLPT)を参考に作成
N4試験の合格基準
JLPTの試験に合格するには、次の2つの要件を満たす必要があります。
- 総合得点が一定の合格点を超えること
- 得点区分別得点が基準点を超えること
たとえば、合格点を超えていても、「言語知識(文字・語彙・文法)・読解」や「聴解」で基準点を下回る点数を取っていたら不合格になってしまいます。そのため、N4試験に合格するには、苦手科目を作らず、バランスよく試験対策を行うことが重要です。
N4試験の詳しい合格点や基準点などは下表のとおりです。
①N4試験における総合得点・合格点
総合得点の範囲 | 合格点 | 合格に必要な得点率 |
---|---|---|
0~180点 (180点満点) | 90点 | 50% |
②N4試験における得点区分別得点・基準点
得点区分 | 得点の範囲 | (合格に必要な)基準点 | 合格に必要な得点率 |
---|---|---|---|
言語知識(文字・語彙・文法)・読解 | 0~120点 (120点満点) | 38点 | 32% |
聴解 | 0~60点 (60点満点) | 19点 | 32% |
※得点区分・合否判定・結果通知(日本語能力試験 JLPT)を参考に作成(「合格に必要な得点率」については小数点以下四捨五入)
N4試験の特徴
そもそも、外国人材がN4試験を受けることにはどのような意義があるのでしょうか?また、受験にあたってどのような点に注意が必要なのでしょうか?
ここでは、N4試験の特徴について解説します。はじめて外国人材を採用・教育する企業や、外国人材の雇用に不慣れな担当者の方は、ぜひご一読ください。
- 在留資格「特定技能」を取得するための日本語要件である
- 「話す」「書く」能力を確認する試験がない
- 合格率50%を下回る難易度の高い試験である
在留資格「特定技能」を取得するための日本語要件である
N4試験の最大の特徴が、在留資格「特定技能」を取得するための日本語要件となっていることです。
特定技能とは、人手不足に陥っている業界・業種において、一定の専門性や技能を有する外国人材を受け入れるための在留資格のことです。技能の熟練度や取得難易度に応じて、「特定技能1号」「特定技能2号」の2種類に分かれています。
特定技能1号の在留資格を取得するには、次の2種類の日本語試験のうちどちらかを受験し、所定のレベル以上の日本語能力を証明する必要があります。
試験 | 必要なレベル |
---|---|
JLPT | N4レベル以上 |
国際交流基金日本語基礎テスト(以降「JFT-Basic」) | 判定基準点(CEFR A2相当)以上 |
さらに外国人材が、特定技能1号から特定技能2号にステップアップすると、定期的な資格更新を受けることで、上限なく日本に在留できるようになります。そのため、従業員の定着率を上げたい企業を中心に、自社の外国人材に特定技能の在留資格を取得してほしいと考える人事・教育担当者の方が増えてきています。
「話す」「書く」能力を確認する試験がない
JLPTの試験では、日本語に関する知識(「言語知識」)や、「読む」「聴く」能力を確認する設問が出題されます。一方、外国人材の「話す」「書く」力を確認する試験科目はありません。そのため、N4試験に合格した外国人材の中には、日本語会話や日本語でのビジネス文書のライティングに苦手意識を持っている方も多いです。
ビジネスにおいては、スムーズな日本語でのコミュニケーション能力や、メールやチャットを用いた文書作成能力が必要となります。外国人材の「話す」「書く」能力を向上させるには、試験対策とは別に、日本語レッスンなどを活用した専門的な学習が必要となるため注意が必要です。
明光グローバルには、外国人材の「話す」「書く」能力を集中的に向上させることができる「日本語オンラインレッスン」があります。外国人材のスピーキング力・ライティング力を向上させたいとお悩みの人事・教育担当者の方は、お気軽に明光グローバルまでお問い合わせください。
合格率50%を下回る難易度の高い試験である
N4試験は、JLPTの中では二番目に易しい試験です。そのため「合格率が高い」と勘違いされる方も多いですが、合格率50%を下回る難易度の高い試験です。
JLPTの公式サイトによると、直近3回分の試験の認定率は、概ね30〜45%前後で推移しています。詳細は下の表のとおりです。
実施回 | 受験者数(人) | 認定者数(人) | 認定率(%) |
---|---|---|---|
2024年第1回 | 157,053 | 64,207 | 40.9 |
2023年第2回 | 149,334 | 47,243 | 31.6 |
2023年第1回 | 148,410 | 63,184 | 42.6 |
※過去の試験のデータ(日本語能力試験JLPT)を参考に筆者作成
外国人材がN4試験に合格するためには、徹底的な試験対策が不可欠です。また、合格率を高めるには、企業が積極的に外国人材の日本語学習をサポートする体制を整えることも重要です。
N4対策に効果的な学習方法
N4試験の対策としては、どのように学習を進めるべきなのでしょうか?ここでは、N4試験で出題される「文字・語彙」「文法」「読解」「聴解」の4種類の問題別に、効果的な学習方法について解説します。
参照元:新しい「日本語能力試験」ガイドブック(日本語能力試験JLPT)
「文字・語彙」問題の対策方法
N4試験の「文字・語彙」では、適切な漢字・読み方を選ぶ問題や、文脈から適切な語を選ぶ問題、類義語や対義語を選ぶ問題などが出題されます。試験対策としては、次のような漢字や語彙を覚える必要があります。
- 漢字:300字程度(「住」「所」「行」など)
- 語彙:690語程度(「ジャケット」「道具(どうぐ)」「忘れ物(わすれもの)」など)
まずは問題集や参考書を使って、試験範囲の漢字・語彙を徹底的に覚えることが基本的な対策となります。覚える際には、ノートなどに書き取ることで記憶が定着しやすくなります。
また、類義語・対義語をセットで覚えるなど、グループごとに整理しながら覚えるのが効率的です。さらに、ダウンロード音声や音声教材がついている問題集や動画教材を活用すると、勉強しながら正確な読み方や自然な発音の仕方を同時に学べるため便利です。
N4試験の特徴の一つが、N5にはない「用法」の設問が出題される点です。「用法」では、出題語が文の中でどのように使われるのかを問われます。たとえば、次のような設問です。
つぎのことばのつかいかたでいちばんいいものを1・2・3・4からひとつえらんでください。
- としょかんの となりの じゅうしょは ゆうびんきょくです。
- あしたの かいぎの じゅうしょは 5かいです。
- ここに あなたの うちの じゅうしょを かいてください。
- わたしに Eメールの じゅうしょを おしえてください。
※問題例に挑戦しよう(日本語能力試験JLPT)を参考に作成
「用法」の問題を解くには、漢字・語彙単体の意味を知るだけでなく、その語がどのような文章で使われるのかを理解することが重要です。漢字や語彙を学ぶ際には、前後でよく使われる言葉や、自然にその語が使われている例文をセットで覚えるようにしましょう。
参照元:
「文法」問題の対策方法
N4試験の「文法」では、正しい文法形式を選ぶ問題や、適切な文章になるよう文を組み換える問題、文章の流れに即した適切な文を選ぶ問題が出題されます。
まずは、問題集を使って、問題形式別の解き方を理解しましょう。その上で、試験範囲の文法の活用方法について覚えていきます。意味や機能別に文法を整理しながら、まとめて覚えるようにしましょう。例文を丸暗記すると、前に来る語に合わせた形の変化や、動詞の変化を自然に覚えることができるため効率的です。
また、N4試験では、日本語の基本的な文型が一とおり出題されます。特に、外国人材は「使役(〜させる)」「受身(〜される)」などの文法を苦手とする方が多いです。問題集を繰り返し解いて、苦手な分野を克服するようにしましょう。
外国人学習者にとって、日本語の文法はわかりにくいことが多いです。母国語での補足や訳文がついた問題集を使うと、理解の助けになります。
なお、外国人向けオンライン日本語学習ツール「Japany」は、英語、中国語、ベトナム語、タイ語、インドネシア語、タガログ語、ミャンマー語に対応しています。詳しく知りたい方は明光グローバルまでお問い合わせください。
参照元:新完全マスター文法 日本語能力試験N4(スリーエーネットワーク)
「読解」問題の対策方法
N4試験の「読解」では、学習や生活、仕事などの日常的な話題に関するテキストや、案内やお知らせなどの情報素材に関する設問が出題されます。
N4試験の「読解」の特徴は、最大450字程度の中文が出題される点です。N5試験よりも読むべきテキスト量が増えるため、日本語をスムーズに読む力をつける必要があります。
まずは、問題集で読解のポイントを学びましょう。読解のポイントには次のようなものがあります。
- 文法形式の組み合わせ方を理解する
- 文の切れ目に着目する
- 説明する部分と名詞と分けて理解する
- だれが主体かを意識する
- 書いた人の気持ちに着目する
- 前後関係からわかる文の意味を読み取る
- 「これ」「それ」が示す語を理解する
- 接続の表現を理解する
読解のポイントを学んだら、繰り返し実践問題に取り組み、出題形式に慣れるようにしましょう。日頃から街でみかける日本語の案内やチラシを読むことや、難易度の高くない日本語の本を読むことも、読解力向上の助けになります。
参照元:新完全マスター読解 日本語能力試験N4(スリーエーネットワーク)
「聴解」問題の対策方法
N4試験の「聴解」では、身近な話題に関する日常会話や状況説明などを聴いて、適切な選択肢を選ぶ問題が出題されます。
「聴解」分野の基本的な対策の一つが、日本語の音に慣れることです。問題集のダウンロード音声や音声教材、動画教材を活用して、似ている音を聴き分けられるようにしましょう。
たとえば、次のような音が、外国人材にとって間違いやすい音とされています。
- 促音:いた(居た) vs いった(行った)
- 長音:おじさん vs おじいさん
- 拗音:びょういん(病院) vs びよういん(美容院)
N4試験の中でも、「聴解」に苦手意識のある外国人材は多いです。何度もテキストを読み返すことができる「読解」とは異なり、「聴解」の試験では音声を1回しか聞けないためです。
試験形式に慣れるためにも、問題集を解く段階から、答えを書く前の聞き返しは1回にとどめることがポイントです。答え合わせのタイミングで再度音声を聴くようにし、聞き取れなかった語彙や表現を見返すようにしましょう。
リスニング力を効率的に鍛える方法の一つが、プロの日本語講師による日本語レッスンです。明光グローバルの「日本語オンラインレッスン」なら、N4合格に必要なリスニング力を鍛えながら、同時に自然な日本語でのスピーキング力を身につけることができます。
参照元:
N4対策の具体的な学習プラン
N4試験の対策をするには、どのような学習プランを設計する必要があるのでしょうか?ここでは、N4対策の推奨学習期間や時間の目安、仕事と学業を両立するための効率的な学習スケジュールについて解説します。
推奨学習期間と時間の目安
JLPT N4に合格するためには、およそ350時間程度の学習時間が必要です。1日あたり2時間程度の学習を継続した場合、学習期間の目安は5.8ヶ月程度になります。同様に、1日あたり1時間程度の学習を継続した場合は、学習期間は11.7ヶ月程度です。
JLPTの試験は、年2回しか実施されません。「外国人材の在留期間中にN4試験に合格してほしい」といった事情がある場合には、余裕をもった目標設計やスケジュール設計が必要です。
仕事と学業を両立するための効率的な学習スケジュール
N4に合格するには、日々の継続的な日本語学習が不可欠です。「推奨学習期間と時間の目安」を参考に、無理のない学習計画を立てるようにしましょう。たとえば、次のようなスケジュール設計が考えられます。
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
8:00 | ・【文字・語彙】通勤時間にフラッシュカードを確認(15分) | ・【読解】通勤中に難易度の低い日本語の本を読む(15分) | ・【文字・語彙】通勤時間にフラッシュカードを確認(15分) | ・【読解】散歩しながら街中のチラシや案内文などを読む(30分) | |||
9:00 | 仕事 | 仕事 | 仕事 | 仕事 | 仕事 | ・【聴解】オンライン学習教材でスキマ時間に勉強(45分) | |
10:00 | ・【文字・語彙】問題集で間違えた漢字・語彙をフラッシュカードに書く(30分) | ||||||
11:00 | |||||||
12:00 | ・【聴解】日本人の同僚とランチ(45分) | ・【文法】ランチ休憩中にオンライン学習教材を視聴(45分) | ・【読解】ランチ休憩中にオンライン学習教材を視聴(45分) | ||||
13:00 | 仕事 | 仕事 | 仕事 | 仕事 | 仕事 | ・【聴解】日本語オンラインレッスンでプロ講師から学ぶ(1時間) | |
14:00 | |||||||
15:00 | |||||||
16:00 | ・【文字・語彙】オンライン学習教材でスキマ時間に勉強(45分) | ・【文字・語彙】似ている漢字や語彙をグループ化してまとめる(30分) | |||||
17:00 | |||||||
18:00 | ・【聴解】通勤時間に難易度の低い日本語のラジオやニュースを聴く(15分) | ・【読解】通勤中に難易度の低い日本語の本を読む(15分) | ・【聴解】日本人の同僚と交流会・懇親会(3時間) | ||||
19:00 | |||||||
20:00 | ・【文字字・語彙】問題集を解く(1時間) | ・【文法】問題集を解く(1時間) | ・【読解】問題集を解く(1時間) | ・【聴解】問題集を解く(1時間) | ・【読解】問題集を解く(1時間) | ・【聴解】問題集を解く(1時間) |
外国人材が仕事と学業を両立しながら学習するためには、通勤時間や昼休憩などのスキマ時間を有効活用するのがポイントです。スマートフォンで学べる外国人向けオンライン日本語学習ツール「Japany」なら、時間や場所を気にすることなく効率的な試験対策ができるため、おすすめです。
N4対策には日本語オンラインレッスンと外国人向けオンライン日本語学習ツール「Japany」がおすすめ
N4試験に合格するには、継続的な試験対策が不可欠です。一方、慣れない仕事や日常生活に追われる外国人材の中には、「なかなか日本語学習の時間が取れない」「うまく試験対策を進められない」とお悩みの方も少なくありません。
明光グローバルの日本語オンラインレッスンや外国人向けオンライン日本語学習ツール「Japany」を活用すれば、忙しい中でもスムーズに試験対策を行うことが可能です。最後に、明光グローバルの日本語学習サービスについて解説します。
明光グローバルとは
明光グローバルは、外国人材の就労機会の創出と育成を通して、日本企業の持続的な成長をサポートする教育系人材サービスです。
40年以上の個別指導の教育実績、そして10年以上の日本語教育の実績を持つ明光ネットワークジャパングループの知見を活かし、外国人材の育成と企業の人材課題解決に特化したサービスを提供しています。
JCLIや早稲田EDU日本語学校での豊富な教育ノウハウを活かし、特定技能試験対策から業界別の専門教育まで、幅広いニーズに対応しています。外務省からEPA事業を4期連続で受託するなど、高い信頼性と実績を誇ります。
明光グローバルの主要サービス
事業 | サービス |
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教育研修事業 | ・eラーニングによる日本語教育(スマホアプリに対応) ・対面/オンラインによる日本語レッスン ・外国籍人材と日本人に向けた各種研修プログラム ・外国籍人材に向けた各種試験対策講座 |
人材紹介事業 | ・特定技能人材の紹介 ・外国籍エンジニアの人材紹介 ・教育伴走型の登録支援サービス |
特定技能人材やエンジニアの紹介から、外国人社員向けの教育・研修サービスまで、幅広いノウハウを提供しています。単なる日本語教育にとどまらず、企業での実践力を重視した総合的な人材育成を行っています。
日本語オンラインレッスンとは
日本語オンラインレッスンの特長として、熟練した講師との直接的な対話を通して、実用的な日本語運用能力を育成できることがあります。
特徴 | 内容 |
---|---|
ビジネスにおける実践力の向上 | ・各業種に対応したビジネス会話の習得 ・ビジネスメールや文書の作成指導 ・プレゼンテーションスキルの習得 |
業種別カスタマイズ | ・業界ごとに特化したレッスン 例:外食の店舗やホテルの現場で必要な接客コミュニケーション等 |
即時フィードバック | ・発音の細かな修正 ・自然な表現への言い換え ・ビジネスマナーの指導 |
日本語オンラインレッスンは個々の外国人材に合わせてカリキュラムを調整することが可能です。そのため、N4試験に特化した対策が可能です。また、定期的にレッスンを受講することで、講師からフィードバックやエンカレッジを得られ学習のモチベーション維持が期待できます。
外国人向けオンライン日本語学習ツール「Japany」とは
「Japany」は、明光キャリアパートナーズが提供している外国人向けオンライン日本語学習ツールです。
Japanyを活用すれば、JLPT N4の試験対策をはじめ、現場で用いる実践的な日本語や、特定技能試験対策など、合計1,200本以上の豊富な動画教材を活用して学ぶことができます。そのため、外国人社員のさまざまな学習ニーズに応えることができます。
また、パソコンやスマートフォンを使って、スキマ時間に自分のペースで学習できるのも特徴的です。
さらに、管理者機能として、学習進捗を確認できる「レポート機能」や、一定期間ログインがないと通知が届く「アラート機能」を活用することもできます。
受講形態 | e-ラーニング |
対象者 | 企業に在籍する外国人籍社員・帰国子女など |
プログラム・コース内容(一例) | ・日本語試験対策(JLPT・JFT Basic) ・せいかつの日本語 ・特定技能試験対策(1号+2号に対応) ・しごとの日本語(ITエンジニア、外食、介護など各業界のビジネス会話に対応) |
受講期間 | コースによって異なる |
料金プラン受講費用 | 初期費用:100,000円 月額費用:1名あたり1,500円~(受講人数に応じて変動) 年間契約費用:1名あたり14,000円~(受講人数に応じて変動) |
まとめ
N4試験に合格するには、苦手分野を作らず、すべての試験科目を網羅的に対策する必要があります。JLPTの試験は年に2回しか実施されないため、無理のないスケジュールで計画的な試験対策を行うことも重要です。
明光グローバルの「日本語オンラインレッスン」や外国人向けオンライン日本語学習ツール「Japany」なら、効率的な試験対策が可能です。N4対策にお悩みの方は、お気軽に明光グローバルまでお問い合わせください。