近年、外食業分野で特定技能1号の外国人材を雇用する企業が増えています。特定技能1号の在留資格で日本に滞在できるのは最長5年までとなっています。5年以上にわたって日本に滞在するためには、特定技能2号への移行が必要となります。ただし、特定技能2号に移行するためには、定められた試験に合格する必要があります。
今回は、外食業分野で特定技能2号に移行するために合格しなければならない技能試験・日本語試験について解説します。雇用している特定技能1号の外国人材に特定技能2号に移行してもらいたいと考えている企業の経営者や人事、教育担当者の方はぜひ最後までお読みください。
外食業分野で特定技能2号に移行するために必要な試験とは
外食業分野では、特定技能2号の在留資格を取得するにあたって、以下の試験に合格する必要があります。
| 試験の種類 | 試験の内容 |
|---|---|
| 技能試験 | ・外食業特定技能2号技能測定試験 |
| 日本語試験 | ・JLPT N3レベル以上 |
他の特定産業分野とは異なり、特定技能2号の在留資格の取得時に日本語試験が課せられるのが特徴的です。
試験以外の要件としては、一定の実務経験が必要となります。具体的には、食品衛生法の営業許可を受けた飲食店において、複数のアルバイト従業員や特定技能外国人などを指導・監督しながら接客を含む作業に従事し、店舗管理を補助する者として2年間の実務経験が求められます。このとき、店舗管理を補助する者とは、副店長、サブマネージャーなどを指します。
参照元:
特定技能制度の概要
そもそも、特定技能制度とはどのような制度なのでしょうか。ここでは、特定技能制度の概要について解説します。
特定技能とは
特定技能制度とは、人材を確保することが困難な状況にある産業上の分野(以降「特定産業分野」)において、一定の専門性・技能を有し即戦力となる外国人材を受け入れていくために創設された在留資格制度のことです。
2019年に制度が創設されて以降、特定技能外国人の総数は右肩上がりに増加しています。
特定技能2号とは
特定技能2号とは、特定産業分野に属する熟練した技能を要する業務に従事する活動を行う在留資格です。
特定技能制度には、特定技能1号・特定技能2号の2種類の在留資格があります。このうち特定技能2号は、特定技能1号からステップアップするための在留資格として設定されています。そのため、特定技能1号よりも高度な技能が求められており、在留資格の取得難易度も高く設定されています。
特定技能1号から特定技能2号に移行すると、日本に在留できる期間の上限がなくなり、期間更新の要件を満たす限りずっと日本に滞在し続けることができます。そのため、長期的かつ安定的な人材確保を目的として、雇用している外国人材に特定技能2号への移行を積極的に奨励している企業が増えています。
外食業分野における特定技能2号とは
現在、特定技能制度では、11の特定産業分野で特定技能2号の在留資格を設けています。そのうちの一つに外食業分野があります。ここでは、外食業分野における特定技能2号の在留資格について解説します。
外食業分野における特定技能2号の概要
外食業分野とは、飲食店などにおいて、飲食物の調理や接客、店舗管理などに携わる分野のことです。
外食業分野には、特定技能1号・特定技能2号の2種類の在留資格が設定されています。日本に在留している外食業分野の特定技能2号の外国人材の総数は、2025年6月末時点で510名となっています。
今後、外食業分野では人材不足がますます深刻化していくと考えられます。人材難の解消に向け、特定技能2号の外国人材の総数は一層増加していくことが見込まれています。
外食業分野で特定技能2号の外国人材が従事できる業務内容
外食業分野の特定技能2号の外国人材は、主な業務として、飲食物調理・接客・店舗管理・店舗経営業務に従事することが可能です。
- 飲食物調理業務:顧客に提供する飲食物の調理・調製・製造に関する業務
- 接客業務:顧客に飲食物を提供するために必要な飲食物調理以外の業務
- 店舗管理業務:店舗の運営に必要となる業務のうち、飲食物調理・接客以外の業務
- 店舗経営業務:店舗の経営分析・経営管理・契約に関する事務などの業務
他にも、店舗で原材料として使用する農林水産物の生産や、顧客に提供する調理品以外の物品の販売といった関連業務に携わることができます。ただし、外国人材を主な業務に従事させず、関連業務のみを任せることはできません。
外食業特定技能2号技能測定試験の試験情報
外食業分野で特定技能2号の在留資格を取得するためには、外食業特定技能2号技能測定試験に合格する必要があります。外食業特定技能2号技能測定試験の試験概要は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施主体 | 一般社団法人外国人食品産業技能評価機構 |
| 試験言語 | 日本語 |
| 実施方法 | ペーパーテスト方式(マークシートを活用) |
| 受験資格 | ①試験日時点で満17歳以上である ②試験日時点で在留資格を有する ③試験日時点で退去強制令書の円滑な執行に協力するとして法務大臣が告示で定める外国政府や地域の権限ある機関の発行したパスポートを持っている(2025年11月時点で「イラン・イスラム共和国」以外のパスポート) ④試験日前日までに以下のいずれかの条件を満たす ・外食業分野で複数のアルバイト従業員や特定技能外国人などを指導・監督しながら接客を含む作業に従事し、店舗管理を補助する者としての実務経験(以降「指導等実務経験」)を2年以上有する ・試験の前日までに指導等実務経験が2年に満たない場合、試験日から6ヶ月以内に指導等実務経験を2年以上有することが見込まれる |
| 受験料 | 14,000円(税込) |
| 実施頻度 | 年3回程度 |
2025年11月現在、外食業特定技能2号技能測定試験は個人からの申し込みができません。受入れ機関など、特定技能2号の外国人材を雇用しようとする外食業を営む企業のみから手続きが可能となっているため、注意が必要です。
参照元:外食業特定技能2号技能測定試験 国内試験案内(一般社団法人外国人食品産業技能評価機構)
試験内容
外食業特定技能2号技能測定試験の試験科目は、学科試験と実技試験の2科目です。試験時間は学科試験・実技試験をあわせて70分となっています。
学科試験では、衛生管理・飲食物調理・接客全般・店舗運営に関する知識を測定します。問題数の合計は35問となっており、120点満点の試験となっています。詳細は下の表のとおりです。
■ 学科試験の詳細
| 項目 | 内容 | 問題数 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 衛生管理 | ・一般衛生管理に関する知識 ・HACCPに関する知識 ・食中毒に関する知識 ・食品衛生法に関する知識 | 10問 | 40点 (1問あたり4点) |
| 飲食物調理 | ・調理に関する知識 ・食材に関する知識 ・調理機器に関する知識 ・食品の流通に関する知識 | 5問 | 10点 (1問あたり2点) |
| 接客全般 | ・接客サービスに関する知識 ・食の多様化に関する知識 ・クレーム対応に関する知識 ・公衆衛生に関する知識 | 10問 | 30点 (1問あたり3点) |
| 店舗運営 | ・計数管理に関する知識 ・雇用管理に関する知識 ・届出関係に関する知識 | 10問 | 40点 (1問あたり4点) |
実技試験は、学科試験と同じ衛生管理・飲食物調理・接客全般・店舗運営の項目に対して適切な判断ができるかが問われる判断試験と、それぞれの項目における作業計画を立案する計画立案試験の2種類に分かれています。問題数は合計で20問、130点満点となっています。詳細は下の表のとおりです。
■ 実技試験の詳細
| 項目 | 判断試験の問題数 | 計画立案試験の問題数 | 合計の問題数 | 配点 |
|---|---|---|---|---|
| 衛生管理 | 3問 | 2問 | 5問 | 40点 (1問あたり8点) |
| 飲食物調理 | 3問 | 2問 | 5問 | 20点 (1問あたり4点) |
| 接客全般 | 3問 | 2問 | 5問 | 30点 (1問あたり6点) |
| 店舗運営 | 3問 | 2問 | 5問 | 40点 (1問あたり8点) |
合格基準
外食業特定技能2号技能測定試験の合格基準は、学科試験・実技試験の合計点の65%以上を取得することです。
学科試験と実技試験の合計点は250点満点となっているため、163点以上を取得すれば合格できると考えられます。
試験結果・合格率
外食業特定技能2号技能測定試験は年3回程度の頻度で実施されています。直近3回の試験の合格率は次のとおりです。
| 試験実施時期 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2025年9月14日~10月1日 | 1,469 | 849 | 57.8% |
| 2025年5月19日~6月5日 | 1,062 | 510 | 48.0% |
| 2025年1月5日~1月18日 | 629 | 358 | 56.9% |
直近3回の試験では、合格率がおよそ4〜6割の間に収まっています。回によっては受験者の半数以上が不合格となる場合もあり、難易度の高い試験といえます。合格するためには、しっかりとした試験対策が必要です。
参照元:
- 2025年度 外食業特定技能1・2号技能測定試験 第2回国内試験 合格者発表(一般社団法人外国人食品産業技能評価機構)
- 2025年度 外食業特定技能1・2号技能測定試験 第1回国内試験 合格者発表(一般社団法人外国人食品産業技能評価機構)
- 2024年度 外食業特定技能1・2号技能測定試験 第3回国内試験 合格者発表(一般社団法人外国人食品産業技能評価機構)
日本語能力試験(JLPT)N3の試験情報
外食業分野で特定技能2号に移行するには、技能試験とは別にJLPT N3相当の日本語試験にも合格する必要があります。ここでは、多くの外国人材が受験するJLPT N3試験について解説します。
JLPT N3の試験概要は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施主体 | 国際交流基金・日本国際教育支援協会 |
| 試験言語 | 日本語 |
| 実施方法 | ペーパーテスト方式(マークシートを活用) |
| 受験資格 | 母語が日本語ではない人 |
| 受験料 | 7,500円(税込) |
| 実施頻度 | 年2回程度 |
参照元:
試験内容
JLPT N3では、日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができるレベルの日本語能力があるかが問われます。
試験科目は言語知識(文字・語彙)、言語知識(文法)・読解、聴解の3種類に分かれています。問題数の合計は102問程度、試験時間は合計140分です。詳細は次のとおりです。
| 項目 | 内容 | 問題数 | 試験時間 |
|---|---|---|---|
| 言語知識(文字・語彙) | ・漢字読み ・表記 ・文脈規定 ・言い換え類義 ・用法 | 35問程度 | 30分 |
| 言語知識(文法)・読解 | ・文の文法1(文法形式の判断) ・文の文法2(文の組み立て) ・文章の文法 ・内容理解(短文) ・内容理解(中文) ・内容理解(長文) ・情報検索 | 39問程度 | 70分 |
| 聴解 | ・課題理解 ・ポイント理解 ・概要理解 ・発話表現 ・即時応答 | 28問程度 | 40分 |
合格基準
JLPTの試験では、試験を受けるときの試験科目と試験結果を受け取るときの得点区分が異なります。
JLPT N3の場合、試験結果を受け取るときの得点区分は次のように設定されており、合計180点満点となっています。
| 得点区分 | 得点の範囲 |
|---|---|
| 言語知識(文字・語彙・文法) | 0~60点 |
| 読解 | 0~60点 |
| 聴解 | 0~60点 |
JLPT N3に合格するためには、次の2つの条件を満たす必要があります。
- 総合得点が合格点(95点)以上であること
- 各得点区分の得点が、区分ごとに設けられた基準点(19点)以上であること
たとえば、総合得点が95点を超えていたとしても、言語知識(文字・語彙・文法)、読解、聴解のいずれかの得点区分が19点未満となっていれば、不合格となります。合格するためには、全ての得点区分で得点できるようバランスの良い試験対策が必要といえます。
最新の試験結果・合格率
JLPT N3の直近3回の試験の合格率は次のとおりです。なお、本データは国内・海外の受験者の合計となっています。
| 試験実施時期 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2025年7月 | 218,726 | 83,120 | 38.0% |
| 2024年12月 | 214,579 | 75,544 | 35.2% |
| 2024年7月 | 177,151 | 71,792 | 40.5% |
直近3回の合格率は、およそ3〜4割程度となっています。技能試験よりも合格率が低く、非常に難易度が高い試験です。合格するためには計画的な学習が必要です。
外食業分野で特定技能2号にスムーズに移行するための試験対策のポイント
外食業分野で特定技能2号の試験対策に取り組む際には、注意しておきたいポイントがあります。ここでは、外食業分野で特定技能2号にスムーズに移行するための試験対策のポイントを解説します。
- 試験の実施予定を確認する
- 試験の合格に必要な標準的な学習期間を確認する
- 公式テキストや問題集を活用して試験範囲の内容をインプットする
- 企業担当者が定期的に学習状況を確認する
- 実践問題や模擬試験を活用して試験対策を進める
試験の実施予定を確認する
外食業分野の特定技能試験は開催頻度が低く、受験したい時期に試験が開催されているとは限らない点に注意が必要です。具体的には、外食業特定技能2号技能測定試験の実施頻度は年3回、JLPT N3は年2回となっています。
また、2025年11月現在、外食業特定技能2号技能測定試験は個人での申し込みができず、受入れ機関など企業からの申し込みのみを受け付けています。期限ギリギリに申し込もうとしても、社内稟議が通らなかったり、準備物が揃わなかったりする可能性があります。
そのため、あらかじめ試験の実施予定や申し込み期間、申し込みに必要な手続きや準備物などを確認の上、計画的に準備を進めることが重要です。
試験の合格に必要な標準的な学習期間を確認する
スムーズに試験に合格するためには、計画的な学習スケジュールの設定が不可欠です。特に、外食業分野の場合は、日本語試験・技能試験の両方の試験に向けて学習を進めなければなりません。
前もって標準的な学習期間を確認しておくことで、余裕のあるスケジュールで試験に合格できるように学習を進めることができます。
たとえば、JLPT N3に合格するためには、およそ500時間程度の学習時間が必要です。1日あたり2時間程度の学習を継続した場合、8.3ヶ月程度の学習期間を要します。
公式テキストや問題集を活用して試験範囲の内容をインプットする
学習スケジュールを設定したら、公式テキストや問題集を活用して試験範囲の内容をインプットする必要があります。外食業特定技能2号技能測定試験では、試験科目別に学習用テキストが公開されています。
テキストには振りがなが振ってあり、学習が進めやすくなっています。ただし、技能試験はJLPT N2相当の日本語で書かれるため、技能試験対策と並行して日本語学習を進める必要があります。
JLPTについては、公式サイトで一部の問題例のみが公開されています。テキストや問題集については別途購入する必要があります。
参照元:
企業担当者が定期的に学習状況を確認する
日本での仕事や生活に忙しい外国人材にとって、独力で特定技能2号の取得に向けた試験勉強を進めるのはハードルが高いです。特に、外食業分野においては技能試験・日本語試験の両方に対策しなければならないため、学習時間の確保やスケジュール管理が非常に難しくなります。
学習の停滞を防ぐには、学習上のつまずきや学習スケジュールの悩みなどを気軽に相談できる相手が必要です。そのため、上司やメンターなど、企業担当者が定期的に学習状況を確認し、必要に応じてアドバイスを提供するのがおすすめです。
実践問題や模擬試験を活用して試験対策を進める
たとえ試験範囲の内容を理解できていたとしても、実際の試験形式が頭に入っていないと、試験当日にパニックになり失点してしまう可能性があります。また、外食業特定技能2号技能測定試験については、JLPT N2相当の日本語で書かれています。
そのため、実践問題や模擬試験などを活用して試験形式や問題文で使われる日本語に慣れることも必要です。
明光グローバルでは、3ヶ月で集中的に外食業特定技能2号技能測定試験の対策ができる特定技能2号評価試験対策講座を提供しています。試験科目ごとに実践的な演習を実施しており、プログラムの最後には模擬試験も行っているため、効果的な試験対策が可能です。
外食業特定技能2号技能測定試験の合格率はおよそ4〜6割なのに対し、明光グローバルの特定技能2号評価試験対策講座を受けた外国人材の合格率は70%となっています。中でも、JLPT N2保有者に限定すると、合格率は80%以上となります。このことから、JLPT N2相当の読解力を身につけ、出題範囲の内容を日本語でしっかりと理解することが合格への近道になるといえます。
外食業分野における特定技能2号への移行支援は明光グローバルにお任せください
外食業分野で特定技能2号に移行するためには外食業特定技能2号技能測定試験・JLPT N3に合格する必要があります。どちらも難易度が高い試験となっており、合格するためには両方の試験に対してバランス良く試験対策を進める必要があります。
明光グローバルでは外食業分野で特定技能2号を取得するための特定技能2号評価試験対策講座を提供しています。3ヶ月で集中的に技能試験対策ができ、合格率を高めることが可能です。
また、講座期間中は外国人向けオンライン日本語学習ツール「Japany」も使い放題となります。JLPT N3対策から上位レベルのJLPT N2対策まで、継続的に日本語能力を向上させることができます。
最後に、雇用している外国人材に特定技能2号の在留資格を取得してもらいたいと考えている外食分野の雇用主の方向けに、明光グローバルについて紹介します。
明光グローバルとは
明光グローバルは、外国人材の就労機会の創出と育成を通して、日本企業の持続的な成長をサポートする教育系人材サービスです。
40年以上の個別指導の教育実績、そして10年以上の日本語教育の実績を持つ明光ネットワークジャパングループの知見を活かし、外国人材の育成と企業の人材課題解決に特化したサービスを提供しています。
JCLIや早稲田EDU日本語学校での豊富な教育ノウハウを活かし、特定技能試験対策から業界別の専門教育まで、幅広いニーズに対応しています。外務省からEPA事業を5期連続で受託するなど、高い信頼性と実績を誇ります。
明光グローバルの主要サービス
| 事業 | サービス |
|---|---|
| 教育研修事業 | ・eラーニングによる日本語教育(スマホアプリに対応) ・対面/オンラインによる日本語レッスン ・外国籍人材と日本人に向けた各種研修プログラム ・外国籍人材に向けた各種試験対策講座 |
| 人材紹介事業 | ・特定技能人材の紹介 ・外国籍エンジニアの人材紹介 ・教育伴走型の登録支援サービス |
特定技能人材やエンジニアの紹介から、外国人社員向けの教育・研修サービスまで、幅広いノウハウを提供しています。単なる日本語教育にとどまらず、企業での実践力を重視した総合的な人材育成を行っています。
外国人社員向け各種教育・研修サービス
明光グローバルでは、外国人材の日本語能力向上と各業界に特化した学習支援を4つの柱で展開しています。時間や場所を問わない「Japany」でのeラーニングから、ビジネス経験豊富な講師による個別指導まで、幅広いニーズに対応できることが特徴です。
| サービス | 概要 |
|---|---|
| 外国人向けオンライン日本語学習ツール「Japany」 | ・1,400本以上の豊富な動画教材 ・N5~N1レベルまでの総合的な学習コンテンツ ・多言語対応により初学習者も安心して学習が可能 ・特定技能2号試験対策コンテンツも搭載(外食業、飲食料品製造業、製造業、宿泊業) |
| オンライン日本語レッスン | ・ビジネス経験豊富な講師による個別指導 ・業界別カスタマイズカリキュラム ・定期的にレッスン報告書を企業に提供 |
| 各種研修プログラム | 【外国人材向け】新入社員研修、異文化理解研修等 【日本人社員向け】外国人材受入れ研修等 |
| 各種試験対策講座 | ・専門講師が直接指導 ・実施方法はオンライン/対面いずれも対応可能 ・受講人数や実施回数など企業毎にカスタマイズして対応可能 ※介護福祉士試験対策講座、特定技能2号試験対策講座(外食、飲食料品製造、製造業、建設の4分野に対応) |
特定技能2号評価試験対策講座
明光グローバルでは、特定技能2号という難関資格の取得を目指す方々を力強く支援するため、高い合格実績を誇る「特定技能2号試験対策講座」を提供しています。本講座の主な特徴は、次の3つに集約されます。
- 独自のオンライン日本語学習ツール「Japany」による効率的な反復学習が行える
- 基礎から応用まで網羅した対象講座ごとのカリキュラムで構成されている
- 実践的な模擬試験と丁寧な解答があり、解説を受けられる
「特定技能2号試験対策講座」は、効果的なeラーニングと実践的なオンラインレッスン、模擬試験を組み合わせた独自のプログラムにより、短期合格を力強くサポートします。
2025年10月時点では「外食分野」「飲食料品製造業分野」「工業製品製造業分野」「建設分野」の特定技能2号試験対策講座を実施しています。
外食業分野の特定技能2号試験対策講座の概要は次のようになっています。
| 対応分野 | 講座あたりの対応人数 | 講座のボリューム |
|---|---|---|
| 外食業 | 10名まで | 3ヶ月(計20時間) |
講座カリキュラムは模試・解答解説を含む全10回となっており、基礎から応用まで幅広くカバーしています。
| 講座 | 項目 | 内容 |
|---|---|---|
| 第1回 | 接客全般 | ・1号接客全般の復習 ・2号接客全般の新出項目の講義 ・演習 |
| 第2回 | 飲食物調理 | ・1号飲食物調理の復習 ・2号飲食物調理の新出項目の講義 ・演習 |
| 第3回 | 衛生管理 | ・1号衛生管理の復習 ・2号衛生管理の新出項目の講義 ・演習 |
| 第4回 | 店舗運営① | ・2号店舗運営の講義 ・演習 |
| 第5回 | 店舗運営② | ・2号店舗運営の講義 ・演習 |
| 第6回 | 店舗運営③ | ・2号店舗運営の講義 ・演習 |
| 第7回 | 店舗運営④ | ・2号店舗運営の講義 ・演習 |
| 第8回 | 店舗運営⑤ | ・2号店舗運営の講義 ・演習 |
| 第9回 | 模試の実施 | ・2号学習テキストをもとに模試の実施 |
| 第10回 | 解答解説 | ・模試の結果をもとに苦手科目を中心とした解答解説を実施 |
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オンライン日本語学習ツール「Japany」
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さらに、管理者機能として、学習進捗を確認できる「レポート機能」や、一定期間ログインがないと通知が届く「アラート機能」を活用することもできます。
通常、Japanyを利用するためには初期費用・月額費用などが必要となりますが、特定技能2号試験対策講座を受講中の外国人材の方はJapanyが使い放題となっています。そのため、JLPT N3の合格に向けた試験対策を効率的に進めることが可能です。
まとめ
外食業分野で特定技能2号の在留資格を取得するためには、外食業特定技能2号技能測定試験とJLPT N3の両方の試験に合格しなければなりません。試験の難易度が高く、合格するためには長期間の試験対策が必要となるため、日本での仕事や生活に忙しい外国人材が独力で合格するのはかなりハードルが高いです。
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