学べる環境をどう提供するか
業務量調整と学習時間確保
外国で生活し、仕事をしながら語学習得をするのはとても大変なことです。また、語学習得のためにはしっかりと学習時間を確保する必要があります。そのため業務量を調整し、無理なく日本語学習ができるようにしましょう。
必要な教材の提供
日本語学習には教材も必要です。教材によっては、教室での授業で使用することが前提となっているものもあります。自学自習ができ、効率よく学べる教材を選びましょう。ネット環境さえあればいつでもどこでも学べるe-learningなどもおすすめです。
必要な機材の提供
学習に使用する機材も必要です。e-learningの場合は視聴用のパソコンとネット環境(モバイルWi-Fiなど)を用意しなければなりません。また、CD付きの教材を使う場合は、ラジカセなどの再生機器も必要です。
学習場所の提供
会社の寮などで2人以上の部屋に住んでいる人は、必ずしも自宅に落ち着いて学べる環境があるとは限りません。その場合、会社のオフィス内で学習場所を提供することも検討しましょう。
周囲のサポート姿勢
一人で学習を進め、モチベーションを維持するのはとても難しいことです。教育担当者などが定期的に面談を行ったり、周りの社員が気にかけてあげるなど、サポート姿勢があることも重要です。
人事担当者は学習をどうサポートするか
目標とスケジュール設定
何をするにも目標設定は大切です。「日本語を使って何ができるようになりたいか」「目標を達成したらどんな良いことがあるか」などを明確にすることで、何を学習すべきかがわかりやすくなります。さらに、目標をキャリアと結びつけることは、学習モチベーションを維持する上で重要です。また、目標に向けた筋道をイメージし、学習を効率よく進めるためにスケジュールも設定しましょう。
こまめな声かけ
先にも書いたように、外国で生活し、仕事をしながら学習を進めることは簡単なことではありません。「学習は順調に進んでいるか」「困っていることはないか」「必要なものはあるか」など、こまめに声かけをしましょう。たとえ問題がなくても、気にかけてもらえていることがわかれば、安心して頑張ることができます。
定期的な面談
学習の進捗や理解度、業務とのバランスなどを確認するために、定期的な面談も必要です。「スケジュール通りに学習が進まない」「業務が忙しくて学習の時間が取れない」などの問題がある場合は、目標やスケジュール、業務量の調整を行いましょう。
まとめ
いかがでしたか。
適切な日本語学習支援に大切なのは、「目標設定」「学習環境」「学習素材」「学習管理」です。 学習者によって、「どの時間帯に」「どんな環境で」「どんな方法で」学習するかは異なります。大切なのは、その人に合った学習方法を選び、サポートをすることです。本人の意見を聞きながら、目標達成に最適な方法を探しましょう。
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