日本語オンラインレッスンは、インターネットを通じて場所や時間を問わず日本語を学習できるサービスです。個別指導、グループレッスン、自習型などの多様な形式があり、学習者のニーズに応じて選択できます。
今回は、日本語オンラインレッスンの仕組みや対面レッスンとの違い、導入のメリットとデメリット、そして効果的な導入方法のポイントなどについて解説します。
日本語オンラインレッスンの概要
日本語オンラインレッスンとは、インターネットを通じて日本語を学習するためのサービスです。パソコンやスマートフォンなどの端末とインターネット環境さえあれば、場所や時間を問わず受講することが可能です。そのため、日本での生活や仕事、学業などで忙しい外国人材に人気の学習方法となっています。
日本語オンラインレッスンには個別指導やグループレッスン、自習型などさまざまな形式があり、学習者のニーズに合わせて選択することができます。また、日本語試験対策や日常会話、ビジネス日本語のレッスンなど、目的に応じたコースも充実しています。
ここでは、日本語オンラインレッスンの特徴や対面レッスンとの違いについて解説します。
日本語オンラインレッスンの特徴
日本語オンラインレッスンの最大の特徴は、インターネットを介して行われることです。他にも、下の表のような特徴が挙げられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 使用ツール | ・ビデオ通話ツール(Zoom、Google Meetなど)を利用 ・専用の学習プラットフォームを使用する場合もあり |
| 教材 | ・デジタル教材を事前にダウンロードする ・画面共有機能を使用して教材を表示する |
| 復習方法 | ・レッスンの録画機能を活用する ・課題を提出し添削を受ける ・チャット機能を使って質問したりフィードバックを受けたりする |
日本語オンラインレッスンを活用すれば、場所や時間に縛られることなく効果的に日本語を学習することができます。また、講師を自分で選べる点や、ビジネス日本語など目的に応じたコースが充実していることも特徴的です。
一方で、対面での会話とは異なる点や、自己管理が必要な点には注意が必要です。
従来の対面レッスンとの違い
日本語オンラインレッスンと従来の対面レッスンにはさまざまな違いがあります。主な相違点は次のとおりです。
| 項目 | オンラインレッスン | 対面レッスン |
|---|---|---|
| 場所 | 自由(自宅、職場など) | 固定(教室) |
| 時間 | 24時間可能 | 固定(教室の営業時間内) |
| 交通手段 | 不要 | 必要 |
| 学習環境 | 個人で用意 | 教室が用意 |
| 受講生の交流 | チャットが中心 | 直接的な交流が中心 |
| 教材 | デジタル教材や紙ベースの市販教材・オリジナル教材が中心 | 紙ベースの教材が中心 |
| インターネット環境 | 必要 | 不要 |
大きな相違点は、学習環境の自由度にあります。オンラインレッスンでは、通学時間が不要で、自宅や職場など好きな場所で受講できます。また、スケジュールの柔軟性も高く、深夜や早朝でも講師とのスケジュールが合えば可能です。
また、対面レッスンのメリットとしては、教室の雰囲気を直接感じられ、他の学習者との交流が活発に行えることが特徴です。しかし、オンラインレッスンでもグループセッションやオンラインイベントを通じて、学習者同士のつながりを作ることもできます。
さらに、オンラインレッスンでは、録画機能や共有ホワイトボードなど、デジタルツールを活用した効率的な学習が可能です。
どちらの受講スタイルにも利点があり、学習者の状況や目標に応じて選択することが重要です。
日本語オンラインレッスンが導入される背景
日本語オンラインレッスンの導入背景には、さまざまな社会的要因が影響しています。
- 新型コロナウイルスによる影響
- 外国人労働者の増加
- インバウンド需要による影響
ここでは、以上の影響がどのようにして日本語オンラインレッスンの普及を後押ししたのか解説します。
新型コロナウイルスによる影響
新型コロナウイルスの世界的流行は、日本語オンラインレッスンの需要を劇的に増加させています。
パンデミック以前は、対面式の語学学校が主流でしたが、感染拡大防止のための移動制限や社会的距離確保の必要性から、多くの学習者がオンラインへ移行しました。この変化は一時的なものではなく、時間や場所の制約がない柔軟性、通学コストの削減、多様な講師へのアクセスなどが評価され、コロナ後もオンラインレッスンは根強い人気を保っています。
さらに、テクノロジーの進歩により、オンラインプラットフォームの機能が向上し、より効果的な学習環境が整備されたことも一つの要因です。
結果として、コロナ禍を契機に、日本語学習の形態が大きく変わり、オンラインレッスンが新たな教育方式として定着しつつあります。
外国人労働者の増加
外国人労働者の増加は、日本語オンラインレッスンの需要を大きく押し上げています。新型コロナウイルス感染症のパンデミックが収束に向かう中、日本で働く外国人労働者の総数は増加傾向にあります。2024年には外国人労働者数は約230万人に到達し、前年比10%以上も増加しました。

参照元:令和5年「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(厚生労働省)
外国人労働者の急激な増加に伴い、日本語学習環境の整備が喫緊の課題となっています。
しかし、文部科学省の調査によると、2023年11月時点で全自治体の38.9%が日本語教室のない「空白地域」となっており、約14万人の外国人が適切な学習機会を得られていない状況です。特に東京では、空白地域に住む外国人が前年の4.7倍に急増し、環境整備が追いついていない実態が浮き彫りになりました。
この課題に対応するため、多くの自治体が日本語オンラインレッスンの導入を推進しています。オンラインレッスンは、時間や場所の制約を受けにくく、「空白地域」の解消に効果的です。
また、コロナ禍を経て、学習者側と教育者側の双方がオンラインレッスンの利点を再認識したことも、その普及を後押ししているでしょう。
参照元:
インバウンド需要による影響
インバウンド需要の急速な回復は、日本語オンラインレッスンの利用拡大にも大きな影響を与えています。2019年に3,188万人を記録した訪日外国人数は、コロナ禍で激減しましたが、2024年には約3,680万人まで回復し、2025年には一層の増加が見込まれています。
訪日外国人の増加に伴い、短期滞在者向けの日本語学習ニーズも高いです。観光やビジネス目的の来訪者が、基本的な日本語を学びたいというニーズが増加しており、オンラインレッスンはその需要に柔軟に対応できる方法として注目を集めています。
また、日本での長期滞在を検討している外国人が、来日前に日本語学習を始める手段としても、オンラインレッスンの需要増加も見込まれるでしょう。インバウンド需要の回復は、多様な形で日本語オンラインレッスンの需要を押し上げる要因となっています。
日本語オンラインレッスンの基本的な流れ
日本語オンラインレッスンの基本的な流れは、次のようになっています。
- レッスンの日時を予約する
- レッスンの予習を行う
- リアルタイムで日本語教師とレッスンを行う
- フィードバックを踏まえて復習に取り組む
個別指導の場合、外国人材の予定に合わせて柔軟にスケジュールを調整することが可能です。グループレッスンの場合は、あらかじめ曜日や時間が指定されていることが多いです。
レッスンの前後の予習・復習には、学習効果を最大化させる効果があります。予習の方法としては、事前にテキストを読み込み、内容をインプットします。
また、不明点や疑問点をピックアップして、あらかじめ質問事項を準備しておくことも重要です。復習の方法としては、レッスンで教わった内容や指摘されたポイントの振り返りなどを行うのがおすすめです。
日本語オンラインレッスンを受講するために必要なもの
日本語オンラインレッスンを受講するためには、次のものを用意しておく必要があります。
- インターネット環境:Wi-Fiなどの無線LANや有線LANといった、パソコンやスマートフォンを活用するために必要なインターネット環境を用意します。
- Webカメラ:ビデオ通話に必要なWebカメラを用意します。パソコンやスマートフォンにカメラが内蔵されている場合は不要です。
- マイク付きのヘッドセット:ビデオ通話を円滑に進めるため、マイク付きのヘッドホンやイヤホンを用意します。レッスンを始める前には必ず音声確認を行いましょう。
- レッスンに用いるテキスト・教材:レッスンをスムーズに進められるよう、レッスンに用いる資料やテキストなどを手元に用意します。
- レッスンに用いるビデオ会議アプリ:Zoom・Google Meetなど、レッスンに用いるビデオ会議アプリをダウンロードします。初めてビデオ会議アプリを利用する場合は、レッスンの前に使用方法を確認しておきましょう。
なお、受講するサービスによって準備物は異なる可能性があります。詳しい準備物については受講するサービスによる案内を参照してください。
日本語オンラインレッスンのメリット
日本語オンラインレッスンには、従来の対面式レッスンと比較して多くのメリットがあります。そして、メリットを活用できれば、学習者の利便性を高めるだけでなく、効果的な学習環境を提供することにもつながるでしょう。
ここでは、日本語オンラインレッスンの主要なメリットについて解説します。
- 時間や場所の制約がない
- 費用対効果が高い
- 少人数制で個々の外国人材の課題に合わせて学習できる
- 職場への定着率の向上も期待できる
時間や場所の制約がない
日本語オンラインレッスンを取り入れると、時間や場所の制約を受けずに学習することができます。その主な理由は次のとおりです。
- どこでも受講可能だから(自宅、職場、カフェなど)
- 通勤時間や休憩時間を有効活用できるから
- 好きな時間帯に学習できるから
特に、近隣に日本語学校や教室がない地域の学習者にとって、自宅にいながら日本語を学べることは大きなメリットといえるでしょう。地方自治体や企業も、このメリットを活かし外国人支援や人材育成を推進しています。
費用対効果が高い
日本語オンラインレッスンは、対面型レッスンと比較して費用対効果が高く、経済的な負担を軽減できます。次の要因により、コストを削減することが可能です。
| 要因 | 内容 |
|---|---|
| 通学費用の削減 | 交通費や移動時間のコストがかからない |
| 施設維持費が不要 | 教室や設備の費用が不要 |
| デジタル教材の活用 | 印刷費用や更新費用を削減可能 |
| 同時視聴による教育コスト削減 | 多数の学習者に同時にサービスを提供可能 |
余計なコストを抑えることで、学習者が低価格で質の高い日本語教育を受けることができ、継続的な学習が可能となります。また、企業においても、自社の外国人材に対して低コストで日本語教育を提供することができるため、導入しやすくなっています。
少人数制で個々の外国人材の課題に合わせて学習できる
少人数制で個々の外国人材の課題に合わせて学習できる点も日本語オンラインレッスンのメリットの一つです。
日本語学校や日本語教室では授業あたりの生徒数が多いため、個々の外国人材に合わせて教育内容をカスタマイズしにくいことがあります。
日本語オンラインレッスンの場合、マンツーマンレッスンや少人数制のグループレッスンであることが多いです。個々の外国人材の課題に合わせて学習内容や進度を調整することができるため、効率的に日本語能力を伸ばすことができます。
職場への定着率の向上も期待できる
日本語オンラインレッスンを導入することで、外国人材の定着率を高めることが期待できます。
東海大学の調査結果によると、外国人材の日本語能力が高くなるほど、仕事への満足度も高まることが分かっています。日本語能力が向上することで、業務指示や教育指導の内容、会話などの理解度が高まり、外国人材が自信を持って業務に従事できるようになるためだと考えられます。
雇用している外国人材に対して日本語オンラインレッスンを活用した効果的な日本語教育を実施することにより、外国人材の企業や職場に対するエンゲージメントを高めることが可能です。

参照元:「アンケート調査結果からみる外国人材の生活や仕事の満足感」 かけはし 2024.4 Vol.157 8‐9ページ(国際人材協力機構)
日本語オンラインレッスンのデメリット
日本語オンラインレッスンにはメリットがある一方で、デメリットに注意しなければなりません。特に、対面コミュニケーションの欠如は、学習効果に影響を与える可能性があります。主なデメリットは下の表のとおりです。
| デメリット | 問題点 |
|---|---|
| コミュニケーションが制限される | ・身振り手振りが伝わりにくい ・表情や微妙な反応が読み取りづらい ・空気感や雰囲気の共有が難しい |
| 会話の流れが阻害される | ・通信遅延によるタイミングのズレがある ・会話のタイミングが取りづらい ・複数人での会話が難しい |
| 技術的な問題が発生する可能性がある | ・インターネット接続が不安定な場合がある ・音声や映像の品質が低下する恐れがある |
| 集中力の維持が難しい | ・周囲の環境に左右される ・長時間画面を注視することが疲労につながる |
初心者や高齢の学習者は、オンラインレッスンでの学習に難しさを感じることもあるでしょう。また、日本語の微妙なニュアンスや文化的側面の理解が対面レッスンと比べて難しくなる可能性もあります。
日本語オンラインレッスンの効果を最大限に引き出すためには、これらのデメリットを認識したうえで適切な対策を講じることが必要です。
たとえば、雇用している外国人材が自宅で集中力を維持することが難しい場合、会社の会議室や契約しているレンタルオフィスなどを活用してもらうこともできます。また、複数人でのグループレッスンで会話に入りにくい場合は、マンツーマンレッスンに移行することも有効です。日本語オンラインレッスンを導入すべき企業の特徴
日本語オンラインレッスンには、メリット・デメリットの両方があります。それでは、どのような企業であれば、日本語オンラインレッスンを導入すべきといえるのでしょうか?
自社や外国人材の状況を振り返ったときに、以下にあてはまる項目が一つでもある場合、日本語オンラインレッスンの導入を検討しても良いでしょう。二つ以上の項目に該当する場合は、日本語オンラインレッスンの導入を強くおすすめします。
- 外国人材が通える日本語学校が近くにない
- 外国人材が仕事や生活で忙しく、日本語学校に通う時間がない
- 業界・業種に特化したビジネス日本語や試験対策など、個々の外国人材の課題に合わせて必要な内容をピンポイントで学習してもらいたい
- 企業側の対応工数を減らしたい
- 日本語教育にかかるコストを抑えたい
日本語オンラインレッスンを導入する際のポイント
日本語オンラインレッスンを効果的に導入する際は、注意すべき重要なポイントがあります。ポイントを押さえることで、オンラインレッスンの利点を最大限に活用できるでしょう。ここでは、日本語オンラインレッスンを導入する際のポイントについて解説します。
- 自社のニーズに合わせたサービス選ぶ
- 受講者のレベルに応じた学習プランをカスタマイズできるものを選ぶ
- 受講者の学習進捗と評価できるシステムを選ぶ
自社のニーズに合わせたサービスを選ぶ
日本語オンラインレッスンを導入する際は、自社の特性やニーズに合わせて適切なサービスを選択することが重要です。特に、受講者の多様な日本語レベルに対応できるかどうかが鍵となるでしょう。
サービスを選択する際の主要なポイントは下の表のとおりです。
| 選択ポイント | 内容 |
|---|---|
| 融通の利くレッスン形式 | マンツーマンレッスン、少人数のグループレッスン(レベル別)、オンライン学習と対面学習の両方に対応できる形式が望ましいです。 |
| 豊富なコンテンツや教材 | レベル別教材や、学習者と教育者がやりとり可能な学習ツール、実践的な会話シチュエーション動画があると効果的です。 |
| 総合的なサポート体制 | 専門スタッフによる学習相談や、進捗管理システム、定期的な成果報告と学習プランの見直しが提供されていると安心です。 |
| 費用対効果 | 受講者数に応じた柔軟な料金プランがあり、学習者数の増減に対応できる料金体系が適切です。 |
以上のポイントから自社のニーズを総合的に判断し、受講者の多様な日本語レベルに柔軟に対応できるサービスを選択すれば、効果的な日本語学習環境を作れるでしょう。
また、導入前にトライアル期間を設けて実際に使用してみることも、適切なサービス選択に役立ちます。
受講者のレベルに応じて学習プランをカスタマイズできるものを選ぶ
効果的な日本語オンラインレッスンを導入するには、受講者の多様なニーズに対応できるサービスを選択することが重要です。次の内容を考慮して選択するとよいでしょう。
| カスタマイズ要素 | 内容 |
|---|---|
| 習熟度別コース | ・初級、中級、上級などのレベル別コース設定 |
| 業種・職種別の専門日本語 | ・建設現場:安全指示、作業手順の日本語 ・エンジニア:技術用語、報告書作成の日本語 ・介護職:患者とのコミュニケーション、医療用語 |
| 学習目的別プログラム | ・ビジネス日本語:会議、プレゼン、ビジネスメール ・日常会話:生活に必要な基本的コミュニケーション ・資格試験対策:JLPT、BJTなどの試験準備 |
導入後も定期的に学習プランを見直し、必要に応じて調整することも大切です。
受講者の学習進捗を評価できるシステムを選ぶ
効果的な日本語オンラインレッスンには、受講者の学習進捗を適切に管理し、評価できるシステムの導入が重要です。理想的な進捗管理・評価システムの特徴は下の表のとおりです。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 進捗管理 | ・学習者の進捗状況確認 ・管理者向けサポート機能 |
| 評価テスト | ・日本語能力を確認するテスト ・模擬試験などの資格試験対策 ・ビジネス日本語能力の測定 |
| レポート機能 | ・個人別の学習成果レポート生成 ・企業担当者向けの全体進捗の要約 ・データ分析に基づく学習効果の可視化 |
以上のような進捗管理・評価システムを採用しているサービスを利用すると、日本語オンラインレッスンを効率的に進めることができるでしょう。
日本語オンラインレッスンを始めるなら明光グローバルがおすすめ
日本語オンラインレッスンを導入することで、外国人材の日本語能力を効率的に向上させることができます。外国人材の日本語能力を向上させることで、職場への定着率を高める効果も期待できます。
これから外国人材に対する日本語オンラインレッスンを始めるなら、明光グローバルのオンラインレッスンがおすすめです。明光グローバルのオンラインレッスンでは、ビジネスの現場で必要となる「会話」「聴く」「書く」といった実践的なスキルを、プロの講師と直接的なやり取りを通じて伸ばすことができます。各種試験対策や業界・業種ごとに特化したビジネス日本語など、個々の外国人材のニーズに合わせてさまざまなテーマで学習を進めることが可能です。
さらに、明光グローバルでは外国人向けオンライン日本語学習ツール「Japany」を提供しています。「Japany」では、1,300本以上の動画教材を活用して、日本語学習のベースとなる「文字・語彙」「読む」「聴く」といった力を自分のペースで身につけることが可能です。
日本語オンラインレッスンと日本語学習ツールの2種類を併用することで、レッスンだけでは補いきれない文字・語彙力の強化や、JLPTなどの試験における苦手科目の対策まで幅広くカバーすることができます。
最後に、雇用している外国人材の日本語教育にお悩みの企業の経営者や人事、教育担当者の方に向けて、明光グローバルの概要や主要なサービスを紹介します。
明光グローバルとは
明光グローバルは、外国人材の就労機会の創出と育成を通して、日本企業の持続的な成長をサポートする教育系人材サービスです。
40年以上の個別指導の教育実績、そして10年以上の日本語教育の実績を持つ明光ネットワークジャパングループの知見を活かし、外国人材の育成と企業の人材課題解決に特化したサービスを提供しています。
JCLIや早稲田EDU日本語学校での豊富な教育ノウハウを活かし、特定技能試験対策から業界別の専門教育まで、幅広いニーズに対応しています。外務省からEPA事業を5期連続で受託するなど、高い信頼性と実績を誇ります。
明光グローバルの主要サービス
| 事業 | サービス |
| 教育研修事業 | ・eラーニングによる日本語教育(スマホアプリに対応) ・対面/オンラインによる日本語レッスン ・外国籍人材と日本人に向けた各種研修プログラム ・外国籍人材に向けた各種試験対策講座 |
| 人材紹介事業 | ・特定技能人材の紹介 ・外国籍エンジニアの人材紹介 ・教育伴走型の登録支援サービス |
特定技能人材やエンジニアの紹介から、外国人社員向けの教育・研修サービスまで、幅広いノウハウを提供しています。単なる日本語教育にとどまらず、企業での実践力を重視した総合的な人材育成を行っています。
日本語オンラインレッスン
日本語オンラインレッスンの特長として、熟練した講師との直接的な対話を通して、実用的な日本語運用能力を育成できることがあります。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| ビジネスにおける実践力の向上 | ・各業種に対応したビジネス会話の習得 ・ビジネスメールや文書の作成指導 ・プレゼンテーションスキルの習得 |
| 業種別カスタマイズ | ・業界ごとに特化したレッスン 例:外食の店舗やホテルの現場で必要な接客コミュニケーション等 |
| 即時フィードバック | ・発音の細かな修正 ・自然な表現への言い換え ・ビジネスマナーの指導 |
日本語オンラインレッスンを受講することで、実際のビジネス現場で活用できる日本語コミュニケーションスキルを効果的に習得することが可能です。また、定期的にレッスンを受講することで、講師からフィードバックやエンカレッジを得られ学習のモチベーション維持が期待できます。
外国人向けオンライン日本語学習ツール「Japany」
「Japany」は、明光キャリアパートナーズが提供している外国人向けオンライン日本語学習ツールです。
Japanyを活用すれば、現場で用いる実践的な日本語や、特定技能試験対策など、合計1,300本以上の豊富な動画教材を活用して学ぶことができます。そのため、外国人社員のさまざまな学習ニーズに応えることができます。
また、パソコンやスマートフォンを使って、スキマ時間に自分のペースで学習できるのも特徴的です。
さらに、管理者機能として、学習進捗を確認できる「レポート機能」や、一定期間ログインがないと通知が届く「アラート機能」を活用することもできます。
Japanyは「IT導入補助金2025」の対象ツールに採択されています。そのため、中小企業や小規模事業者がJapanyを導入する際、IT導入補助金の対象として採択・交付が決定された場合、導入費用の最大50%、150万円までの補助を受けることが可能です。教育コストをかけられない企業の方でも導入しやすいため、お気軽にお問い合わせください。
| 受講形態 | e-ラーニング |
| 対象者 | 企業に在籍する外国人籍社員・帰国子女など |
| プログラム・コース内容(一例) | ・日本語試験対策(JLPT・JFT Basic) ・せいかつの日本語 ・特定技能試験対策(1号+2号に対応) ・しごとの日本語(ITエンジニア、外食、介護など各業界のビジネス会話に対応) |
| 受講期間 | コースによって異なる |
| 料金プラン受講費用 | 初期費用:100,000円 月額費用:1名あたり1,000円~(受講人数に応じて変動) 年間契約費用:1名あたり9,500円~(受講人数に応じて変動) |
明光グローバルの日本語オンラインレッスンがおすすめできる理由
明光グローバルの日本語オンラインレッスンがおすすめできる理由は、以下の5点です。
- 充実したレッスン時間:明光グローバルの日本語オンラインレッスンは1レッスンあたり60分となっています。充実したレッスン時間を確保しているため、一人ひとりの外国人材の課題に丁寧に向き合うことが可能です。
- プロ講師による指導:明光グローバルには、職場で必要なビジネス日本語の教育を得意としたプロの日本語講師が在籍しています。日本人らしい発音や言葉選びまで、徹底した指導を受けることができます。
- 「Japanyテスト」の活用:明光グローバルでは独自の日本語試験「Japanyテスト」を実施しています。レッスンを始める前に「Japanyテスト」で外国人材の日本語能力を総合的に測定することで、最適な教育プランを提案することができます。
- 自律的な学習を支援:明光グローバルの講師は、単に日本語を教えるだけでなく、外国人材が自律的な学習を進める方法や自己管理方法まで丁寧に指導します。そのため、学習の停滞を防ぐことができます。
- 企業担当者に学習進捗を共有:明光グローバルでは、学習システム内の管理機能や担当講師のレポートを通して、企業担当者の方に学習状況を適宜共有します。学習進捗をいつでもどこでも確認することができるため、企業担当者の方も安心です。
この章では、明光グローバルの日本語オンラインレッスンの進め方や導入事例を紹介します。
明光グローバルの日本語オンラインレッスンを導入した場合のレッスンの流れ
明光グローバルの日本語オンラインレッスンと外国人向けオンライン日本語学習ツール「Japany」を導入した場合、レッスンの流れは次のようになります。
- 「Japanyテスト」を活用して、外国人材の現状の日本語能力を総合的に測定する
- 抽出された課題に合わせて日本語オンラインレッスンを実施する
- 日本語オンラインレッスンの内容に合わせて、「Japany」で自己学習を進める
- レッスン終了後、再度「Japanyテスト」を実施してレッスンの効果を測定する
明光グローバルでは、独自の日本語試験「Japanyテスト」を活用して苦手や課題を把握しているため、個々の外国人材にとって必要な内容をピンポイントで学習することができます。また、外国人材が「Japany」を活用して予習・復習や自主学習を進めることができるため、教育効果を最大化することが可能です。
明光グローバルの日本語オンラインレッスンの導入事例
明光グローバルでは、これまでさまざまな企業に対して日本語オンラインレッスンを導入しています。具体的には、次のような導入事例が挙げられます。
- 日本語ゼロレベルからJLPT N4レベルへ:フィリピンからの技能実習生20名に対して日本語レッスンを導入しました。入国当初はまったく日本語が話せなかったところから、半年間のレッスンを経て、全員がJLPT N4レベルを取得しています。
- JLPT N5レベルからN3レベルへ:複数の国から来た技能実習生に対して、日本語オンラインレッスンと「Japany」を導入しました。当初はJLPT N5レベルだったところから、1年間のレッスンを経て、全員がJLPT N3相当の会話力を習得しています。
企業によって、雇用している外国人材に身につけてほしい日本語レベルは異なります。明光グローバルなら、外国人材の受け入れ状況に合わせて、最適なプランを提案することが可能です。
まとめ
日本の国際化が進む中、さまざまな企業で外国人材の日本語教育が課題となっています。日本語オンラインレッスンを活用すれば、時間や場所の制約を超えて、外国人材が効率的に日本語能力を高めることができます。また、企業や職場へのエンゲージメントも向上させることができ、定着率の向上も期待できます。
日本語オンラインレッスンを効果的に活用するためには、自社や外国人材のニーズに合わせて学習内容をカスタマイズできるサービスを選定することが重要です。明光グローバルが提供する日本語オンラインレッスンと外国人向けオンライン日本語学習ツール「Japany」を活用すれば、外国人材の学習効果を最大限に引き出すことができます。外国人材の日本語教育にお悩みの企業の経営者や人事、教育担当者の方は、ぜひ明光グローバルまでお気軽にお問い合わせください。





