日本国内では「若者のFacebook離れ」と言われており、現在は主に3〜40代の利用者数が目立っています。
実名登録などの特徴から、ビジネス向けのサービスのPRなどに適しています。
一方で、インドネシアやベトナム、ミャンマー、タイ、フィリピンなどの東南アジアでは、インターネットユーザーの90%以上がFacebook利用する(日本は15%)など、生活には欠かせないツールとなっています。
Facebookでは、チャットなどの個人的な利用はもちろん、買い物やサービスの予約など幅広い利用方法があります。
特に東南アジアではビジネスには欠かせないツールとなっています。
YouTube
ここ数年、国内でもYouTubeの話題を耳にすることが増えましたね。企業がYouTuberに商品やサービスの宣伝を委託するのも一般的になり、やり方次第では個人が有名になれるチャンスもあります。
このYouTubeも東南アジアではFacebookに迫る人気があります。先程上げたインドネシア、ベトナム、フィリピン、タイなどでは、テレビを見る感覚で若者から中高年層までYouTubeが利用されています。
SNSマーケティングには、画像やテキストよりも動画が効果的だと言われており、最近では動画広告も目立ちます。Facebookと連動させたり、ライブ配信やコラボ動画を配信するなど、やり方はさまざまです。
日本では主に若者の利用者が目立っており、企業やブランドがInstagramを利用するのはもはや当たり前になりました。
視覚的に情報を伝えるツールのため、商品宣伝などに最適です。
実はこのInstagramは、東南アジアでの利用率はそれほど高くありません。
インドネシア、シンガポール、マレーシアでは、インターネットユーザーの40%ほどが利用しています(日本は25%)が、Facebookの人気に比べるとまだまだ低いと言えます。
Instagramは、既に独自のポジションを確立し、ファンが獲得されている場合は使いやすいツールですが、ゼロからマーケティングを行うには工夫が必要です。
他のSNSとの連携や、Instagramを経由して他のサービスに飛べる仕組みなどを確立することも重要になります。
TwitterはテキストベースのSNSで、国内ではFacebookよりも利用者が多く、主に情報収集などに利用されています。
こちらも東南アジアでの人気は高くありません。FacebookにもTwitter同様のつぶやき機能があるため、わざわざ利用する必要がないのかもしれません。
インドネシアやベトナムでは、Twitterの利用者はインターネットユーザーの5%以下(日本は38%)となっています。
そのため東南アジア向けの情報発信にはあまり向いていないと言えるでしょう。
その代わり、欧米では非常に人気のツールでもあるので、ターゲットを絞って最適なツールを選ぶ必要があります。
その他にも、TikTokや中国で人気のWeChatやWeiboなど、多くのSNSが存在します。
SNSマーケティングでは、投稿頻度や時間、検索されやすさを意識するなどいろいろな工夫を行うことも重要です。
どんなユーザーが、どんな目的を持ってそのSNSを使用しているのか、自身のサービスの強みや特徴と重ねて考えてみてください。
参照:Datareportal