特定技能制度などを活用して外国人材を受け入れるにあたり、JFT-Basicの合格は重要なステップです。一方、外国人材の雇用・教育に慣れていない企業の中には「どのような教材を活用すれば良いかわからない」「どのように学習を支援すべき?」といったお悩みをお持ちの方も多くなっています。
今回は、JFT-Basicの試験突破に必要な教材や受験の流れ、合格に向けた学習方法を紹介します。JFT-Basicの試験対策に関心のある企業の経営者や人事、教育担当者の方はぜひ本記事を参照してください。
▼この記事のポイント
- JFT-Basicは就労目的の外国人材に特化しており、特定技能1号や(2027年度より新設される)育成就労制度の日本語要件を満たすために必要な試験の一つである
- JFT-Basicの合格率は5割程度となっており、合格を確実にするためには効率的な試験対策を実現するための民間教材の導入や、企業担当者によるサポートが必要
- JFT-Basicの試験突破のためには、公式教材と民間教材をバランスよく活用することがポイントとなる
株式会社明光キャリアパートナーズ Global HR Division 教育研修チーム マネージャー
荷出 華子
JFT-Basicの試験を突破するために活用したい教材
JFT-Basicの試験を突破するために活用したい教材は次のとおりです。
- 【公式教材】いろどり 生活の日本語
- 【公式教材】いろどり日本語オンラインコース
- 日本語eラーニング「Japany」
ここでは、外国人材がJFT-Basicの試験対策に取り組む際に活用できる、おすすめの学習教材をご紹介します。
参照元:学習のヒント(国際交流基金日本語基礎テスト JFT-Basic)
【公式教材】いろどり 生活の日本語
日本語コースブック「いろどり 生活の日本語」は、JFT-Basicを主催する国際交流基金が公式テキストとして提供している教材です。
「いろどり 生活の日本語」を活用すると、日本で生活や仕事をする際に直面するさまざまな場面を想定した基礎的な日本語のコミュニケーション力を身につけることができます。日本語教育の参照枠におけるA1~B1レベルに対応する形で教材が分かれているため、学習者は段階的に日本語能力を向上させることができます。
また、日本語版のテキストに加えて以下の豊富な言語で提供されているため、学習者自身の母語でスムーズに学ぶことができることも魅力です。
- 英語
- 中国語
- モンゴル語
- インドネシア語
- クメール語
- タイ語
- ベトナム語
- ミャンマー語
- ネパール語
- ベンガル語
- ラオス語
- ウズベク語
【公式教材】いろどり日本語オンラインコース
国際交流基金は、上記の公式テキストの内容をオンライン学習用に最適化した「いろどり日本語オンラインコース」も提供しています。
パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレット端末からもアクセスできるため、通勤時間や休憩時間などのスキマ時間を有効活用して、効率的に学習を進めることが可能です。また、単なる授業動画の視聴にとどまらず、練習コンテンツも用意されているため、学習者が自信のない章や苦手な項目を繰り返し練習し、定着させることができます。
「いろどり日本語オンラインコース」はA1、A2レベルのみに対応しています。また、日本語版のほかに、以下の言語で学ぶことができます。
- 英語
- 中国語
- モンゴル語
- インドネシア語
- クメール語
- タイ語
- ベトナム語
- ミャンマー語
- ネパール語
- ベンガル語
- ラオス語
日本語eラーニング「Japany」
実践的な問題演習の教材としてぜひ導入していただきたいのが、明光グローバルの開発する日本語eラーニング「Japany」です。
JFT-Basicの合格率を高めるためには、基礎知識のインプットだけでなく、本番試験を想定した実践的な問題に数多く取り組むことが重要です。一方、JFT-Basicでは公式サイト上のサンプル問題を除き、過去問題集や実践問題集などが用意されていません。
合格に向けては実践的な問題に多く触れることが必要です。アウトプットの量を増やすためにも、補助教材として民間の問題集やオンラインツールを活用することが強く推奨されます。
また、確実に試験に合格してもらうためには、企業側が学習状況を把握し、適切なタイミングでサポートすることが不可欠です。しかし、公式教材には企業担当者による学習進捗の管理機能がありません。こうした管理面での課題を解決するためにも、管理機能が備わった民間教材を併用することがおすすめです。
明光グローバルの日本語eラーニング「Japany」は、JFT-Basicの試験対策に対応しています。具体的には、JFT-Basic A1対策・A2対策の両方に対応しており、動画と練習問題を通して試験の内容を学ぶことができます。
また、管理機能を活用し、企業担当者が個々の学習者の学習進捗をリアルタイムで確認することで、学習の停滞を防ぐことができます。もっと詳しく知りたい方は明光グローバルまでお気軽にご相談ください。
JFT-Basicの概要
JFT-Basicとは、就労のために来日する外国人に必要な日本語能力を測定し「ある程度日常会話ができ、生活に支障がない程度の能力」があるかどうかを判定することを目的とした試験です。試験概要は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 目的 | 主に就労のために来日する外国人が遭遇する生活場面でのコミュニケーションに必要な日本語能力を測ること |
| 受験可能な言語 | 日本語 |
| 受験資格 | 母語が日本語ではないこと |
| 実施形式 | CBT(Computer Based Testing) |
| 出題内容 | ・文字と語彙(12問) ・会話と表現(12問) ・聴解(12問) ・読解(12問) |
| 試験時間 | 60分 |
| 合否の基準 | 総合得点が200点以上(250点満点中) |
| 開催国・地域 | 日本・インド・インドネシア・ウズベキスタン・カンボジア・スリランカ・タイ・ネパール・パキスタン・バングラデシュ・フィリピン・ベトナム・ミャンマー・モンゴル |
| 試験の実施頻度 | 年6回 |
ここでは、JFT-Basicの試験に関する基本的な情報を解説します。
【2026年8月に改変】JFT-Basicの試験の仕組み
JFT-Basicは、CBT形式で行われる、就労目的の外国人材の日本語能力測定に特化したテストです。
2026年7月まで、JFT-Basicは主に特定技能1号の在留資格取得のために活用されていました。また、特定技能1号の日本語要件となっているA2レベルの日本語能力を有しているかどうかのみを判定する仕組みとなっていました。
育成就労制度の新設に伴い、2026年8月にJFT-Basicの試験の仕組みが改変されました。具体的には、特定技能1号の日本語要件であるA2レベルの判定に加えて、A1、A2.1レベルの判定もできるようになりました。試験制度の改変により、育成就労外国人の雇入れや日本語教育の際にJFT-Basicを活用しやすくなる見込みです。
JFT-Basicの試験の構成
JFT-Basicの試験は、「文字と語彙」「会話と表現」「聴解」「読解」の4つのセクションで構成されています。それぞれの出題カテゴリーと問題数は次のとおりです。
| セクション | カテゴリー | 問題数 |
|---|---|---|
| 文字と語彙 | ・語の意味 ・語の用法 ・漢字の読み ・漢字の意味と用法 | 約12問 |
| 会話と表現 | ・文法 ・表現 | 約12問 |
| 聴解 | ・内容理解(社交的なやりとり) ・内容理解(店や公共機関でのやりとり) ・内容理解(指示・アナウンス) | 約12問 |
| 読解 | ・内容理解 ・情報検索 | 約12問 |
JFT-Basicの合格基準・合格難易度
JFT-Basicでは、4つのセクションから総合的に採点が行われ、総合得点が250点満点中200点に達すると「基準点(A2レベル)に到達している(合格)」と判定されます。
2026年8月時点において、直近3回の試験におけるA2レベルの基準点到達率はおよそ5割となっています。具体的な受験者数・基準点到達者数・基準点到達率のデータは次のとおりです。
| 実施期間 | 受験者数 | 基準点到達者数 | 基準点到達率 |
|---|---|---|---|
| 2026年2~3月 | 39,647 | 19,877 | 50.1% |
| 2026年4~5月 | 41,418 | 22,534 | 54.4% |
| 2026年6~7月 | 40,481 | 20,776 | 51.3% |
JFT-Basicは、しっかりと試験対策に取り組んでいても半数は不合格になってしまう難易度の高い試験です。合格率を高めるために、実践問題に多く取り組める民間教材の活用をおすすめします。また、企業の教育担当者や登録支援機関の担当者と定期的に学習相談を実施する機会を設け、不明点や苦手科目の潰し込みを行うことも重要です。
参照元:
- 2026年2月-3月テスト 実施概要報告(国際交流基金日本語基礎テスト JFT-Basic)
- 2026年4月-5月テスト 実施概要報告(国際交流基金日本語基礎テスト JFT-Basic)
- 2026年6月-7月テスト 実施概要報告(国際交流基金日本語基礎テスト JFT-Basic)
JFT-Basicの特徴
JFT-Basicには、次のような特徴があります。
- 就労目的の外国人材の日本語能力の測定に特化している
- 本番試験で問題文を母語に変換できる
- 外国人材にとって受験までのハードルが低い
- 受験から判定結果通知書の発行までのスピードが速い
ここでは、JFT-Basicの特徴について詳しく解説します。
就労目的の外国人材の日本語能力の測定に特化している
JFT-Basicの最大の特徴は、就労目的の外国人材の日本語能力の測定に特化している点にあります。
そもそもJFT-Basicは、2019年度に特定技能制度が創設されたことを受けて、特定技能1号の取得に必要な日本語要件を満たすための試験として新設されたという背景があります。そのため、2026年7月まで判定できたのは、特定技能1号の取得に必要なA2相当の日本語レベルに到達しているかどうかのみでした。
前章でも触れたように、2026年8月の制度改正によってA1レベルおよびA2.1レベルも測定できるようになりました。しかし、依然としてB1以上の日本語レベルは測定できません。JLPTのように幅広い日本語レベルを測ることはできない点に注意が必要です。
本番試験で問題文を母語に変換できる
JFT-Basicの試験では、本番試験の画面上で問題文の一部を外国人材の母語に変換することができます。具体的には、以下の13言語に対応しています。
- 英語
- 中国語
- モンゴル語
- インドネシア語
- クメール語
- タイ語
- ベトナム語
- ミャンマー語
- ネパール語
- ベンガル語
- ラオス語
- ウズベク語
- マレー語
問題文を母語に変換できることにより、読み間違いによる失点を減らす効果が期待できます。なお、試験の合格に必要な日本語レベルや合格率については、JFT-BasicとJLPTとでさほど違いはありません。
外国人材にとって受験までのハードルが低い
JFT-Basicは、外国人材にとって受験までのハードルが低いことも特徴です。
JFT-Basicは特定技能1号の取得を目指す外国人材が利用しやすいよう、JLPTよりも試験の実施回数が多くなっています。具体的には、JLPTが年2回開催なのに対し、JFT-Basicは開催地によっては週に複数回試験が行われていることもあります。
そのため、受験者が万が一不合格となってしまった場合にも、JFT-Basicの場合は再受験がしやすくなっているといえます。ただし、JFT-Basicは再受験までには前回の受験日から45日間空けなければならないというルールがあるため、実質的な受験可能回数は年6回となる点に注意が必要です。
また、JFT-Basicは就労目的での来日を希望する外国人材が多く在住しているアジア諸国を中心に開催されているため、母国での試験会場へのアクセスも良好です。さらに、受験希望日の3営業日前(受験日が土日の場合は4営業日前)までに予約すれば受験が可能なため、スケジュールを調整しやすくなっている点も魅力的なポイントです。
受験から判定結果通知書の発行までのスピードが速い
受験から判定結果通知書の発行までのスピードが速いことも、JFT-Basicの優れた特徴といえます。
国内に在留中の外国人材の場合、在留資格の変更申請に向けて通知書の取得を急いでいるなど、時間に追われているケースも少なくありません。JLPTの場合、マークシート方式を採用していることもあり、採点に時間がかかります。
具体的には、受験日から約2ヶ月後に合否が判明し、約3ヶ月後に合否結果通知書が発行されることが一般的です。判定結果通知書の発行を待っている間に在留期限が切れてしまうなどのトラブルが発生することも少なくありません。
これに対し、JFT-BasicはCBT形式を採用しているため、受験当日にその場で合否結果がわかり、受験日から5営業日以内には判定結果通知書が発行されます。このスピード感の速さは、在留資格関連のミスやトラブルを減らしたい雇用主側にとっても大きな安心材料となります。
JFT-Basicの受験までの流れ
JFT-Basicの基本的な受験フローは次のとおりです。
- 受験の予約をする
- 教材を活用した試験対策を実施の上、本番試験に挑む
- 判定結果通知書を受け取る
参照元:個人受験予約の流れ(国際交流基金日本語基礎テスト JFT-Basic)
1.受験の予約をする
まずは、JFT-Basicの試験の予約を行います。具体的な手順は次のとおりです。
- 試験の配信を委託されているプロメトリック社のウェブサイトにアクセスし、「プロメトリックID」を取得する
- 試験の開催地・開催日時を確認した上で、受験したい回を選択する
- 受験料を支払う(支払いが完了した時点で予約確定となります)
前章でも触れたように、JFT-Basicは受験希望日の3営業日前までに予約すれば受験が可能です。しかし、会場の定員に達してしまうと希望する日時や場所で受験できなくなる可能性があります。確実に受けたい時期に受験できるよう、なるべく早めに予約を済ませておくことがおすすめです。
2.教材を活用した試験対策を実施の上、本番試験に挑む
受験の予約が完了したら、受験日までにしっかりと試験対策を行います。具体的な学習の進め方については、次の章で詳しく解説します。
試験当日を迎えたら、いよいよ本番試験を受験します。試験に挑む際には、問題を解くスピードに注意が必要です。JFT-Basicは全部で48問程度の問題が出題され、試験時間は60分に設定されています。
1問あたりにかけられる解答時間がやや短いため、タイムマネジメントが重要になります。JFT-Basicの公式サイトにはサンプル問題が用意されているため、本番試験の予行演習として事前に取り組んでおきましょう。
また、外国人材の中には、はじめてCBT形式の試験を受けるという方も少なくありません。試験当日にパソコンの操作方法や本番試験の流れがわからず、困惑してしまう可能性もあります。
あらかじめJFT-Basicのウェブサイトで受験の流れを確認し、CBTテストの画面を体験できるサンプル問題に取り組むなどして、本番試験のイメージトレーニングをしておくことがおすすめです。
なお、当日は有効な本人確認書類と確認書を持参する必要があります。忘れ物のないように注意しましょう。
参照元:テスト当日の流れ(国際交流基金日本語基礎テスト JFT-Basic)
3.判定結果通知書を受け取る
最後に、試験結果を確認の上、判定結果通知書を受け取ります。
JFT-BasicはCBT形式の試験であるため、その場で合否がわかります。また、受験日から5営業日以内に判定結果通知書が発行されます。判定結果通知書は、在留資格の申請などさまざまな場面で必要となる重要な書類です。紛失しないように注意しましょう。
JFT-Basicに合格するための学習の進め方
JFT-Basicに合格するために必要な学習ステップは次のとおりです。
- 無理なく合格するための学習計画を立てる
- 公式教材を活用して試験範囲の内容を網羅的に学習する
- サンプル問題や民間教材を活用して実践的な問題や苦手の潰し込みを行う
- 定期的に企業担当者に学習の報告・相談を行う機会を設ける
ここでは、JFT-Basicに合格するための学習の進め方について、ステップごとに説明します。
1.無理なく合格するための学習計画を立てる
まずは、無理なく合格するための学習計画を立てることが重要です。
JFT-Basicで合格基準であるA2レベルに到達するまでに必要な標準的な学習時間は、およそ350時間と言われています。これを1日あたり2時間の学習ペースで継続した場合、学習期間の目安は約5.8ヶ月となります。
学習計画を立てる際は、単に学習時間を割り当てるだけでなく、外国人材の現在の在留期限や、働きながら1日に試験対策にあてられる現実的な時間などを考慮することが必要です。受験者が途中で挫折することのないよう、企業側も協力して継続しやすいスケジュールを立てるようにしましょう。
2.公式教材を活用して試験範囲の内容を網羅的に学習する
学習計画を立てたら、公式教材を活用して試験範囲の内容を網羅的に学習します。
冒頭の章でご紹介したように、JFT-Basicには「いろどり 生活の日本語」をはじめとする公式教材が多数用意されています。A2レベルの日本語能力の習得に向けては、テキスト版・オンラインコース版のどちらを使用しても構いません。試験範囲の全体像と内容をしっかり理解できるよう、基礎固めを行いましょう。
3.サンプル問題や民間教材を活用して実践的な問題や苦手の潰し込みを行う
公式教材である程度基礎が身についてきたら、実践的な問題演習や苦手分野の潰し込みに取り組みます。
本番の試験で確実に合格をつかむためには、知識のインプットだけでなく「問題を解く力」を向上させることが不可欠です。JFT-Basicの公式サイト上には本番試験を体験できるサンプル問題が用意されています。試験形式や出題方法に慣れるためにも、サンプル問題に取り組んでみてください。
「解く力」をもっと鍛えたい場合には、明光グローバルが開発する日本語eラーニング「Japany」の活用がおすすめです。「Japany」なら、個々の日本語レベルや学習進度に合わせて、豊富な動画教材の中から学習者にニーズに合った教材で学ぶことができます。動画を視聴するだけでなく、学んだ内容を練習問題の形式で振り返ることができるため、本番試験で必要な「解く力」を効率良く養うことができます。詳しい内容は明光グローバルまでお気軽にお問い合わせください。
4.定期的に学習の報告・相談を行う機会を設ける
外国人材の試験対策期間中は、定期的に学習の報告・相談を行う機会を設けることを強くおすすめします。
外国人材にとって、慣れない日本での仕事と並行しながらJFT-Basic合格に向けた長期間の学習をやり遂げるのは非常に困難です。企業担当者との定期面談を実施することで、学習上の悩みを聞いたり、遅れが生じている場合は学習計画の立て直しを手伝ったりといった精神面・学習面の両面からのサポートをスムーズに実施できるようになります。
一方で、外国人材の中には「企業に自分の弱みを見せると恥ずかしい」「学習が遅れていると知られたら評価が下がるのではないか」といった不安から、学習の停滞や分からない部分を隠してしまうケースも少なくありません。
明光グローバルの日本語eラーニング「Japany」には、企業担当者がリアルタイムで学習状況を把握できるレポート機能や、学習が滞っている場合に通知されるアラート機能があります。これらの管理機能を活用することで、担当者は本人の自己申告を待たずとも学習の停滞にいち早く気づき、適切なタイミングでフォローに入ることができます。
JFT-Basicの試験対策教材は「Japany」をご活用ください
JFT-Basicは、特定技能1号の取得を目指す外国人材にとって、実施回数も多く取り組みやすい日本語試験です。新たな育成就労制度の創設を見据え、2026年8月からはA1、A2.1レベルも測定できるようになりました。そのため、今後は育成就労外国人の受験者数も大きく増加していくと考えられます。
JFT-Basicでは、試験範囲の内容を網羅的に学習できる公式教材が用意されています。しかし、本番試験を想定した実践的な問題を多く解くためのアウトプットや、企業側での学習進捗の管理など、公式教材だけでは対策しきれない部分も存在します。こうした部分を補完するためには、民間教材の導入が強く推奨されます。
明光グローバルが提供する日本語eラーニング「Japany」を利用すれば、JFT-Basicの試験対策をより効果的かつ確実に進めることが可能です。最後に、外国人材の日本語教育にお悩みの企業担当者様に向けて、明光グローバルの概要と提供するサービスをご紹介します。
明光グローバルとは
明光グローバルは、外国人材の就労機会の創出と育成を通して、日本企業の持続的な成長をサポートする教育系人材サービスです。
40年以上の個別指導の教育実績、そして10年以上の日本語教育の実績を持つ明光ネットワークジャパングループの知見を活かし、外国人材の育成と企業の人材課題解決に特化したサービスを提供しています。
早稲田EDU日本語学校、早稲田EDU日本語学校 王子校での豊富な教育ノウハウを活かし、特定技能試験対策から業界別の専門教育まで、幅広いニーズに対応しています。外務省からEPA事業を5期連続で受託するなど、高い信頼性と実績を誇ります。
明光グローバルの主要サービス
| 事業 | サービス |
|---|---|
| 教育研修事業 | ・eラーニングによる日本語教育(スマホアプリに対応) ・対面/オンラインによる日本語レッスン ・外国籍人材と日本人に向けた各種研修プログラム ・外国籍人材に向けた各種試験対策講座 |
| 人材紹介事業 | ・特定技能人材の紹介 ・外国籍エンジニアの人材紹介 ・教育伴走型の登録支援サービス |
特定技能人材やエンジニアの紹介から、外国人社員向けの教育・研修サービスまで、幅広いノウハウを提供しています。単なる日本語教育にとどまらず、企業での実践力を重視した総合的な人材育成を行っています。
外国人社員向け各種教育・研修サービス
明光グローバルでは、外国人材の日本語能力向上と各業界に特化した学習支援を4つの柱で展開しています。時間や場所を問わない「Japany」でのeラーニングから、ビジネス経験豊富な講師による個別指導まで、幅広いニーズに対応できることが特徴です。
| サービス | 概要 |
|---|---|
| 日本語eラーニング「Japany」 | ・1,700本以上の豊富な動画教材 ・N5~N1レベルまでの総合的な学習コンテンツ ・多言語対応により初学者も安心して学習が可能 ・特定技能2号試験対策コンテンツも搭載(外食業、飲食料品製造業、製造業、宿泊業) |
| オンライン日本語レッスン | ・ビジネス経験豊富な講師による個別指導 ・業界別カスタマイズカリキュラム ・定期的にレッスン報告書を企業に提供 |
| 各種研修プログラム | 【外国人材向け】新入社員研修、異文化理解研修等 【日本人社員向け】外国人材受入れ研修等 |
| 各種試験対策講座 | ・専門講師が直接指導 ・実施方法はオンライン/対面いずれも対応可能 ・受講人数や実施回数など企業毎にカスタマイズして対応可能 ※介護福祉士試験対策講座、特定技能2号試験対策講座(外食、飲食料品製造、製造業、建設の4分野に対応) |
日本語eラーニング「Japany」
「Japany」は、明光グローバルが提供している日本語eラーニングです。
Japanyを活用すれば、現場で用いる実践的な日本語や、特定技能試験対策など、合計1,700本以上の豊富な動画教材を活用して学ぶことができます。そのため、外国人社員のさまざまな学習ニーズに応えることができます。
また、パソコンやスマートフォンを使って、スキマ時間に自分のペースで学習できるのも特徴的です。
さらに、管理者機能として、学習進捗を確認できる「レポート機能」や、一定期間ログインがないと通知が届く「アラート機能」を活用することもできます。
Japanyは「デジタル化・AI導入補助金2026」の対象ツールに採択されています。そのため、中小企業や小規模事業者がJapanyを導入する際、デジタル化・AI導入補助金の対象として採択・交付が決定された場合、導入費用の最大50%、150万円までの補助を受けることが可能です。教育コストをかけられない企業の方でも導入しやすいため、お気軽にお問い合わせください。
| 受講形態 | eラーニング |
| 対象者 | 企業に在籍する外国籍社員・帰国子女など |
| プログラム・コース内容(一例) | ・日本語試験対策(JLPT・JFT-Basic) ・せいかつの日本語 ・特定技能試験対策(1号+2号に対応) ・しごとの日本語(ITエンジニア、外食、介護など各業界のビジネス会話に対応) |
| 受講期間 | コースによって異なる |
| 料金プラン・受講費用 | 初期費用:100,000円 月額費用:1名あたり1,000円~(受講人数に応じて変動) 年間契約費用:1名あたり9,500円~(受講人数に応じて変動) |
まとめ
JFT-Basicのウェブサイトでは、試験対策に必要な公式教材がテキスト・オンラインコースの2種類用意されています。これらの公式教材をしっかりと活用すれば、試験範囲の内容を網羅的に学習することが可能です。
一方で、公式教材だけでは本番試験の形式に慣れる上で必要な実践問題の経験値を十分に積むことができません。また、公式教材には企業担当者用の管理画面が備わっていないため、学習状況を正確に把握・管理することができない点もデメリットです。
これらのデメリットを補完し、合格率を向上させるためにも、民間教材を併用することがおすすめです。
明光グローバルの日本語eラーニング「Japany」なら、便利なアラート機能・レポート機能を通して、雇用している外国人材の学習状況をオンラインで一元管理できます。また、一つのツールで試験範囲のインプット学習から実践的な問題対策までカバーできるため、効率的に試験対策を進めることができます。
雇用している外国人材へのJFT-Basic合格に向けた教材選定や、日本語教育の仕組みづくりにお悩みの担当者様は、ぜひ一度、明光グローバルまでお気軽にご相談ください。
株式会社明光キャリアパートナーズ Global HR Division 教育研修チーム マネージャー
荷出 華子





